11巻はクッキーに２０２０年１月号から５月号に掲載されたおはなし。前巻の終わりに山下の息子修斗のウソで川でおぼれたユリユリを順子が助けたシーンから始まります。
修斗、こじらせすぎでしょお・・・。
どんだけパパ大好きなんだ、ってかんじだけど、このお話って恋愛・受験・家族とのこじれっぷりが見どころなんだと思うのです。
さて、１１巻のあらすじです。
初めて恋した日に読む話-11巻のあらすじ
順子の迅速な対応ですぐに意識を取り戻した匡平。順子は修斗を帰して病院に付き添う。後日、順子の下へ山下親子が謝罪にやってくる。
匡平と順子のおかげで山下は修斗が今まで言えなかった本音や勉強に対する努力を聞かされ驚く。山下の親子関係はひとまず良い方向に向う。
一方、ずごーんと沈んでいるのが雅志！
牧瀬とそういう関係になってしまったこと、それを覚えていないことに立ち直れないでいた。
それを正直に順子にカミングアウトする雅史。雅史の気持ちを思いやり、、順子もユリユリとキスしたこと、それを嬉しいと思っちゃったことを雅史に告げる。知られたくないことを言い合っておあいこ・・・と。
順子が雅志のことを大切にしている証拠なんだろうな、と思いました。恋愛感情はないにしても、ね。
難易度の高いプライムテストを受け終わった匡平が順子を呼び出し、亡くなった母親の墓前に連れて行く。アクシデントで電車が止まり帰れなくなる。
順子と匡平はラブホに１泊することになってしまう。
新刊なのでかしこまったあらすじ紹介はこの辺で終わりにしておきますねぇ。
１１巻大まかなあらすじと感想
ラブホで一泊してしまうけど、当然一線を越えたりしないのですが、寝ぼけた匡平が押し倒す場面がありーの、匡平の指の感触が順子の記憶にすり込まれ・・・ひょんな場面で思い出したり・・・順子がどんどん匡平への気持ちに抗えなくなっていくのです。
まー、毎回なにかしらのプチ事件が起きているんだけど、この巻での一番の大事件は、順子と匡平の危うい関係が、あろうことか順子の母親にばれてしまう！
それも車の中で抱き合っている（きっとそう見えたに違いない！）場面を目撃されたっ！！
塾と匡平の父親にばれたら大変なことになる・・・そう考えた順子は、自分だけが悪者になるつもりで母親に頭を下げるのでした。
ここまではただただ毒親！の象徴だった順子の母親も、夫（順子のお父さんね）や雅史の言葉にようやく考えも態度も変わってきます。
匡平の直談判も効いたのか！？
結局、順子は塾を辞めることもなく匡平の東大受験まで担当講師を続けることができることになったのだけど、順子ママの出した条件は、夏合宿などのお泊り授業はいっさいダメ！ということなのでした。
・・・と、ここまでがクッキー2020年５月号までのお話です。
順子が匡平に惹かれていることは自分でも十分自覚しちゃってるし、当の匡平もしっかり気づいてる。順子は絶対に匡平の想いに答えちゃいけないと何度も自分に言い聞かせているのですよね。
揺れに揺れている気持ちが毎度描かれているんだけど、とりあえず受験日まで繰り返すんだろうなぁ、それも当然だよなぁ・・・と思うのです。
雅史がほんっと愛すべきヘタレキャラ（恋愛においてだけ）で、もうこの際牧瀬ちゃんと付き合っちゃいな！ってエールを送りたくなります。
次回１２巻は１１月頃発売予定だったかな？楽しみに待とうと思います。