先日 職場へ行く途中

葬儀の立て看板が
目に入りました。

見覚えのある名前……。

…まさかね…。



職場で同僚に尋ねたら
ビンゴでした。



私が仕事で関わった方の
ご主人でした。



急変だったらしく
奥様もかなりショックを受けていらしたとのこと。




80代のご夫婦で
ずっとお二人で生活されていました。


言い方が悪いかもしれないけど

年齢的には
亡くなられても
おかしくない。
「大往生だね」と言われる年齢かもしれない。


それでも 元気な頃を知る者にとってはショックです。


臨終に立ち会えなかった
残された奥様の気持ちを思うと切なくなります。

同僚によると
奥様は
お通夜とご葬儀に
出席されるとのこと。

大丈夫かな。





このご主人、
会う度に必ず戦時中のお話を
熱く語ってました。

最初、スタンスが分からず
2時間くらい聞いたっけ。

いつも同じ話。

肺が悪かったから
衛生兵として駆り出されてた。
だから俺は医療行為にはちょっと心得があるよ、
って。

(そしていつも「それは違うでしょ」と思ってました)


戦争を体験した方って
多いですね。
その話をリピートでされる方。

うち、父方も母方も祖父は戦争経験者だけど
戦争の話をしない人だから
それが普通だと思ってたけど
どうもマイノリティだったみたいだと
大人になって初めて気づきました。


以前、仕事で特養に行った時
男性の入所されてる方々から
移り変わり戦争の話をされた事もあります
(^_^;)


90代のお爺さんで
いまだに戦時中の夢にうなされて
「うわぁぁっゼロ戦だあっ!!
って飛び起きたりするって方もいたし。




でも 戦争が それだけ
インパクトの強い経験だったって事ですよね。
何十年も前の事なのに
つい昨日の事のように語る事ができる
衝撃的な辛い経験。

…経験したくナイな。



ころりんが そういう経験をせずに済むような社会に
なるとイイけど…。