はじめてのできごと。 | りん太家のワンオペ3兄弟育児&認知症母&訪問介護日記

りん太家のワンオペ3兄弟育児&認知症母&訪問介護日記

2014年長男、2016年次男、2018年三男を出産。夫はアメリカへ単身赴任中→2022年帰国。
同居の母は、アルコール依存症→ウェルニッケ脳症→若年性認知症→今現在65歳、アルコール性の認知症と診断→2023年3月より特養へ。
2023年に介護福祉士合格!訪問介護歴4年。

※今回のブログは死に関することです。苦手な方は読まない様お願いします。




この前のこと。


ある利用者さんのお宅へ


いつも通り訪問に行くと、


利用者Rさんが亡くなっていた。


Rさんは


ターミナルの方だったので、


安否確認のために


毎日二回ケアに入っていた。


その時がいつ来るのかと


サ責たちとも話していたし、


今までもターミナルの利用者さんは


たくさんいて、ケアにも入っていた。


だけど、


三年間訪問介護をやってきていても


私は今まで一度も


訪問時に亡くなっているという


経験をしたことがなく、


あの利用者さん亡くなったよ、


と事務所で聞くことはあっても、


その時に立ち会うだなんて


想像もしていなかった。




一度退室し、


すぐに事務所のサ責に電話をして


指示を仰ぐ。


本当に亡くなっているかどうかを


確認して欲しいと言われたので


再度入室し、確認する。


Rさんは呼吸器をつけていたので、


亡くなっていても


酸素は送られて続けていて、


音もする。


脈も確認してと言われたので


確認すると、ない。


亡くなっているかどうかの判断は


医師がするので、


おそらく亡くなっています


とサ責に伝えて、


Rさんに手を合わせた。




私にできるのはここまでなので


連絡等をサ責にお願いして


退室した。



本当に文章にするのは難しいのだけど、


利用者さんの死を目の当たりにしたことで


この仕事の重さというか、責任を


改めて感じさせられた。



高齢者介護をしていく上で


今後も死に直面することは


たくさんあると思う。


その度に辛くなるし、


お別れは分かっていても悲しい。


仕事だからって簡単には割り切れない。


だけど


プロとして、最高のケアをして


利用者さんの笑顔をたくさん見て、


色んなお話をして、


送り出せる仕事だと思ったら


こんなに素晴らしい仕事は


そうそうないのではないか、


とも思う。




Rさんのご冥福を心よりお祈りします。