RPGの思い出


ゲームが好きだ。何のジャンルのゲームが?と問われればRPGと答える。

理由は簡単。少年時代(今もだが)アクションが苦手でコマンド選択式のRPGに逃げているうちにいつの間にかどハマりしていた。

次に好きなのはテキスト形式のアドベンチャーだがそれはいつかの機会に書くとして今回はRPG好きになったきっかけのゲーム体験について少し書こうと思う。


RPGを好きになるきっかけのソフト--ドラゴンクエストを始めてやったのは小学4年の時だった。(正確を記すなら小学1年の時にポケモンからの流れでドラゴンクエストモンスターズをやっていたがモンスターズはナンバリングタイトルではないので除外する)

ゲームボーイカラー専用ソフトで発売されたリメイク版「ドラゴンクエストIII〜そして伝説へ〜」

当時テレビでバス停で待っている小学生、女子高生、会社員が次々に「君何歳?」と相手に質問し、会社員が3歳と答えたり小学生が20歳と答えたりするというCMをやっていた。(ようは何歳=何レベルという意味のオチだ)

魔王を倒すという冒険、そして伝説へという魅力的なサブタイトル、それらに惹かれて親に泣きついて10才の誕生日に買ってもらった。(記憶が定かではないが確か7000円くらいして親にぶつぶつ文句を言われたが聞こえないフリをしていた)


素晴らしい作品だった。父の仇でもある魔王を倒す冒険へ出発する主人公。

行く先々で色んなイベントをこなして徐々に魔王へ近付いて行くドラマチックなストーリーと絶妙なゲーム進行の妙。

RPGの金字塔に君臨する作品だと思っている。

各イベントで思い出深いものはいくつもある。

エルフの呪いで村人が眠りについてしまった村、ジパングのヤマタノオロチ、とんでもない衝撃を受けたテドンの村、幽霊船と悲しい男女の愛。

今ではどれもこれも忘れられない思い出になっている。

IIIに限らずドラクエのストーリーは味わい深く印象的なものが多い。単なるゲームのイベントではなく、旅の途中に立ち寄った地でその人々の人生を垣間見るような感覚を覚えるのだ。

旅の果てにEDにたどり着き、心地よい達成感と一抹の寂しさを胸にゲームをクリアするあの感覚がたまらない。


2017年にドラゴンクエスト11が発売された。

エンディングを見て号泣した。

10歳の時にドラクエに出会ってから10数年。子供の頃の思い出が走馬灯の如く頭の中を駆け抜けていき、エンドロールが終わった後は放心していた。

10数年前にドラゴンクエストというゲームに出会ったことは間違いではなかった。

夢と想像に溢れたファンタジックな世界で起こるドラマティックなストーリーと単純ながらも奥深いゲーム性。「これがドラクエだ。これこそドラクエだ」という確信を持たせてくれた。

例えどれだけ時が経ってもドラクエで得た思い出や体験はなくならない。

自分だけのものだ。