本屋で目にした文庫を手に取る。まず開いて見るのは目次だ。
あとがきがあると「おっ!」となりあとがきを読んで満足して文庫を棚に戻す。
高校生の頃に国内外のミステリーに耽溺して色んな作家のミステリを買っていたが本屋に行くと恒例行事のようにやっていたのがこのあとがき読みだ。
本の目次のページにあとがきがないと何か物足りなさというか味気なさを感じる。
具がない麺のみのラーメンみたいなものだ。
無論このあとがきの有無は作品の面白さや出来の良し悪しとはまるで関係ないのだけど(そう考えると具なしラーメンというより漬け物が付いてないカツ丼が例えとして適切か?)あとがきがあるとやっぱり嬉しい。
その作品の作者と触れ合えたような気分になるのだ。
ここまで読んでこう思った方がいるだろう。
「おい、冒頭の文章を読みと作品の中身を読まずにあとがきだけ読んでるじゃないか。それで作者に触れ合うも何もないだろ」と。
おっしゃる通りだ。
あとがき読むならまず本を買って中身を読んでからにしろという話だがやはりあとがきがある本はあとがきだけでも読みたくなるのだ。
個人的な意見だがあとがきにはその作者の人柄がでる気がする。
「あぁ…この人は謙虚な人だな」とか「この人毎回書くのに苦労したって言ってる」とか感じられるものがあって面白い。
あとがきを書かないという作家さんもいるだろうけどぜひ書いて欲しい。
たわいない世間話でも何でもいい。作品外から作者に触れられる機会は読者にとって嬉しいものだから。
そしてあとがきは読まないというあなた。あとがきをぜひ読んでみることをオススメする。
作品に対して別の視点が生まることもあるから新鮮な驚きや発見がそこにあるかもしれない。