ズレた議論 スパイ気球の処理は「対領空侵犯措置」で可能
フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)において、
米国が中国のスパイ気球を撃墜した事をテーマに議論が行われた。
議論を行ったのは、
元防衛政務官の自民党・松川るい外交部会長代理
と
弁護士の橋下徹氏。
橋下氏は、「破壊措置命令によってミサイルなどを破壊できる。そして、(スパイ)気球が国民に重大な被害を与えるものか否かが重要。そして、破壊措置命令は落下の恐れが無ければ、法律上は破壊措置命令出せない。破壊措置命令の条文を変える必要がある」と主張。
松川るい外交部会長代理は、「条文には、落下した場合とは書いて無い。法律上、破壊措置命令は出せる」と反論。
ファクトチェック!
中国のスパイ気球を撃墜するには、法改正が必要
❌ 誤り。法改正せずに撃墜可能。
この場合、気球が領空侵犯しているは明らか。従って、
自衛隊法 第84条による「対領空侵犯措置」で、気球を撃墜する事は可能。
要するに、現行法でも気球を撃墜できる。
韓国に何度も蒸し返されるのは、日本の政治家が原因か
松川るい外交部会長代理の主張
「尹錫悦政権の間でないと絶対、解決できない」
「解決自体は日本の国益だ」
ファクトチェック!
「尹錫悦政権の間でないと絶対、解決できない」
❌ 誤り。 尹錫悦政権において、万が一、解決済となったとしても、政権交代したら、蒸し返されるだけ。解決にはならない。
尹錫悦政権であっても、解決は絶対に不可能。
韓国は、これまでに政権が交代する度に、何度も蒸し返して来た。
1965年の「日韓請求権協定」、
2015年の日韓合意。
どちらも、その当時は解決済みとされた。
しかし、政権が変わる度に反故にされている。
ファクトチェック!
「解決自体は日本の国益だ」
🔺 ミスリード。 解決しても、日本を巡る状況に変化無し。 国益という主張は、大言壮語。
尹錫悦政権において、
北朝鮮は憲法上「韓国領土」とし、「日本が北朝鮮に反撃する場合、韓国への攻撃と見做す」という趣旨の声明を発表した。
つまり、「北朝鮮と韓国は同一国家だ」という主張だ。これが尹錫悦政権の公式見解。
「北朝鮮からのミサイル攻撃は、韓国からの攻撃と同じ」という意味。
つまり、解決してもしなくても、変わらない。
万が一、解決出来たとしても、北朝鮮のミサイルは飛んで来る。
私の見解
現在の日本において、韓国との関係改善を急ぐ必要性はありません。
1000年後くらいに、再度、話し合いの機会を持てば十分でしょう。
現在の日本が取り組むべきこと
最優先事項は、「ガス代と電気代の値上げの抑制、少子化(少母化)問題」。
外交面においては、台湾やベトナム、アメリカ、オーストラリア、インドとの連携強化。
優先事項を間違えないで頂きたいですよね!
その他
橋下徹氏について
「番組、降板した方が良いのでは?」と思いました。
今回の嘘は、シャレになりませんから。
しかし、この約束、いつになったら履行する気なんでしょうね。1ミリも前に進まないどころか言及さえしなくなってますし。
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東京リベンジャーズ。