みすず監査法人が実質解散に追い込まれていますが、監査法人が解散するときはどうなるのでしょうか?


一番迷惑を受けるのが、クライアント企業ですね。

これは、監査法人を変更するとビジネスモデルや業務プロセス等を理解してもらうのに時間がかかるためです。

監査担当や役員はかなり大変な思いをすることでしょう。ただでさえSOX対応で大変なのに・・・・。

また、大手監査法人で引き受けてくれないケースもあります。これは最悪ですね。

みすずの監査チームがそのまま新監査法人に移籍してくれればいいのですが、チームの責任者に人望がない場合はこの機会にチームが消滅する可能性もあります。ただでさえ、会計士は売り手市場なのですから、「新しい職場に移ってまでこんな上司の下で・・・」という人たちも多いでしょう。

その場合は、ほかの3つの監査法人ではクライアントを受け入れる余地がありません。どうなるんでしょう?


会計士は比較的安泰です。

ほかの3つの大手監査法人は会計士チームが顧客を引き連れて移籍することを歓迎するでしょう。

しかし、新たな監査法人で適応するためには少し大変ですね。今回は仕事と一緒に移動になるケースが多そうですが、そもそも監査法人毎に監査メソドロジーが相当違うため、かなりの苦労が強いられます。そのため、監査業界から人材が流出する可能性も大いにあります。世の中は日本版SOXの影響から、会計士のポストが非常に増えていますし。。。

また、会計士でもパートナーレベルは少し大変ですね。新しい監査法人でこれまでと同様に厚遇されるとは思えないし。

それにほかの業界への転職は偉くなるほど難しいものです。

まあ、大きな監査チームを引き連れて乗り込めればそれなりに尊重されるでしょうが、これも普段からの人望しだいですね。もしチームが解散してしまって丸裸になったパートナーは、受け入れてもらえないかもしれませんね。邪魔なだけですから。


もうひとつ重要なステークホルダーがいます。実は定年退職したOBの会計士たち。

この人たちは監査法人から手厚い年金を受けています。一説には月に100万もらっている人も多いとか・・・(未確認情報)。

監査法人の経営を圧迫しています。みすずが解散した場合、これらの年金は当然なくなるでしょう。これはかなりアツいですね。

※逆にあらた監査法人はこの負担がまったくなくて経営的に余裕がありそうですね。