沈まぬ太陽をやっと読み終えた。
一言で言うと、強烈なJAL批判のノンフィクションのようなフィクション。。。。
当然、批判も多い。
ただし、JAL自身の批判キャンペーンは非常に後味が悪い。お抱えの朝日を巻き込んで反新潮キャンペーンを展開している。
本当に御巣鷹山の事故を反省しているのか、疑問。
しかし、小説にもいくつか疑問が。。。
主人公サイドが美化されすぎている。
特に国見会長(伊藤会長がモデル)周辺など。
JALでは事故後にカネボウの伊藤会長が招聘され、労務を中心とする経営改革に取り組みましたが挫折しました。
これが国見会長として描かれています。崇高な理念を持った経営者が利権をむさぼる社内外の抵抗勢力に敗れる様です。
しかし、伊藤会長も賛否両論のある人物。。。
小説の中で、カネボウの粉飾決算が事実無根の誹謗中傷として描かれていますが、これが事実であったことはご存知のとおり。伊藤会長在任中から行われていたようです。
また、カネボウでの後継者が公平無私な上杉社長として描かれていますが、これが逮捕された帆足社長・・・・。公平無私どころではありませんでしたよね。
小説では魑魅魍魎の跋扈するJALと良心的な経営を行うカネボウが描かれていますが、歴史はカネボウを消滅させJALはまだ健在です。
好意的に描かれた人物像に誤りがあれば、批判された人物たちにも誤りが含まれていると考えるべきでしょう。
しかし、全体的にはJALの体質そのものを批判しており、これはむべなるかな。。。と思います。
描かれた信じがたい事件はデフォルメされながらも事実らしいですし。。。
是非、一度呼んでコメントでもいただければ・・・・
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