ご存知の方も多いと思いますが、我が家には現在3頭のシェパードがいます。
凛7歳、沙良6歳、朧1歳です。

私が小学校6年生の夏休み、毎年恒例のラジオ体操に参加してる時に1頭のシェパードが散歩に来ていました。
♀のジミーちゃん、今思うと訓練系のウルフグレーでした。
ジミーに会えると思うと、毎日ラジオ体操に行くのも楽しかったりして。
夏休みが終わっても、朝5時半に起きてジミーの散歩に同行するのが日課でした。
たまに飼い主のおじさんは、私だけでもジミーの散歩に行かせてくれたりして本当に楽しかった。
中学になってジミーと散歩に行くこともなくなってしまっても、たまに公園で出会うと私に駆け寄ってきてくれたりして、本当に可愛い子でした。

それから私の中でのシェパードのイメージはジミーでした。
いつかシェパードが飼いたいとずっと憧れていて、そんなイメージの中、初めて飼ったのが凛だったんです・・・・・が。

凛はとんでもなく凄かったんです。
一言で言うとメチャクチャ!
それ以外の言葉が見つからない・・・・・

凛を迎える前からネットでシェパード飼いさんたちとコンタクトをとって、ある程度の知識はあると自負していました。
ところが。
全く、そんな知識何の役にもたちませんでした。

何から書いて良いのかわかりませんが、思いつくまま書いてみれば・・・・・
まず、手と足は咬まれて傷だらけ、着てる物は破けたり裂けたりてました。
服を着替えてもすぐまた引き裂かれるので、諦めていつもボロボロの服を着ていました。
いけない事をしたら叱る → 叱られた事が楽しくてますます暴れる!
叱る時はマズルを掴む → 歯を剥き出して暴れるのでとても掴めません!
ひっくり返して叱る → メチャメチャに暴れまわるのでとてもひっくり返すなんて無理!
とにかく酷いなんてもんじゃない、当時の凛を知ってる人が言いました。
「凛が落ち着くのは13歳くらいになってからかな・・・」 ←それってかなりの老犬ですよね?
もう毎日が必死で、朝から晩まで凛にかかりっきり。
一日中凛のことを考えてる。

そのうちに悪行はどんどんエスカレートしていきました。

毎日社会性を身につけさせようと連れて行っていた公園では、最初こそ大人の犬には服従していましたが、どんどん力をつけて挑んでいくようになりました。
ついには君臨し、ケンカ三昧・・・

テリトリー意識が強く、自宅に来る人を威嚇しまくり。
スキを見ては逃げ出して、近所の子供を襲うは隣のオジサンのズボンは破く・・・
そして極めつけは郵便屋さんを襲い、救急車とパトカー騒ぎ☆

2歳の時は私に下克上を叩きつけました。
散歩中、歩いてきた犬に吠えられそれを買おうとしたのを私が叱ったのが気に入らなかったらしく、歯を剥いて唸って私に向かってきました。
この時はもう必死で闘いました・・・・・
まあ私に唸ったのは後にも先にもこれっきりでしたが☆

この頃になると、もう私の頭の中は真っ白。
毎日悶々と悩み、仕事をしている時も思い出しては涙に暮れる日々でした。


こんな日常だったんです。


今も思い出したくない過去です・・・・・



そして現在の私が当時の自分を振り返ると反省点が沢山あります。

まず叱ること。
叱る事と怒る事は違うって、良く子育てでは言いますよね?
当時の私、凛を怒っていました。
しかも感情的に。
昂ぶった感情で怒る私の影響で凛は逆に興奮してたんです。
以前訓練所の先生に言われたことがあります。
「犬の尊厳を傷つける叱り方をしてはいけない」
その言葉、今ではとても理解できます。
本当に悪い事「人や犬に対して攻撃しようとする」、それ以外は静かにしたためる位で良いんです。
じゃないと興奮してしまうから。

そして褒めること。
しつこくテンション上がるまで褒めず、静かにゆっくり褒める。
確かにテンション上がっちゃうと、それを鎮めるのが大変でした・・・

あと過剰に構わない。
出かけて帰宅したとき嬉しくて喜んでも「ただいま」の一言で少し放っておく。
纏わりついても構わない、構ってほしくて要求吠えでもしようものなら逆に叱る。
あくまでマイペース。
私のペースに犬を合わせる。

それから散歩と社会性。
よくシェパードは朝晩1時間くらいずつの散歩が必要って書いてあったり、言われたりしますよね。
私はそれは違うような気がします。
実際に今現在のうちの犬たち、日常は散歩に行きません。
自宅で遊んでおしまい。
可哀想って思う人がいるかもしれませんが、全然平気。
むしろ社会性を身につけさせる為に連れて行ってた公園で、凛はいらぬ経験を積ませてしまったような気がします。
ただでさえ興奮しがちだと、変な影響をあまり受けやすかったりすると思います。

そして何よりココ重要!!
頑張らないこと♪
別に凛にはお友達はいらない。
門外不出でおでかけできなくても、家族(当時の黎と沙良、そして現在は朧を含む)と毎日遊んでいれば、外の世界と遮断された生活を送っていても以前みたくムチャクチャではなくなりました。
むしろ外界からの刺激から開放されて少し落ち着いて毎日を過ごしてるような気もします。
私も慎重に緊張しながら散歩するというストレスから解き放たれたし。

たまーに、龍神茶屋のドッグランで思いっきり遊ばせて美味しいものでも食べたりすれば普段の刺激が少ない分、少しの刺激でも満足してるような気がします。

そうそう。
私と凛にとって本当にありがたいと思うことがあった!
沙良と朧は何の心配もなく、どこにでも連れて行けるけど、凛はそうは行きません。
それでも「FannyFace」と「龍神茶屋」はいつも凛を連れておいでと言ってくれます。
ただでさえ大型犬というだけで同伴できないドッグカフェがあるのに、この2件だけはデンジャラスな凛でも快く迎えてくれます。
ま、それでも連れて行く時は細心の注意は必要ですが☆


書き出したら止まらないな、こりゃ。


えーっと、ちなみに当時の私のバイブルは「メルちゃん日記」でした。 爆
「いつかメルちゃんみたく落ち着く!だからそれまでは辛抱!!」って自分を励ましてました~~
でも今考えると、性格が全然違うんだから当てはまるわけないんですよ☆
おっとり家庭犬のメルちゃんの悪行は子犬時代は誰しも持ってるやんちゃな部分で、凛の凶悪な部分とは別物なんですから♪
凛がメルちゃんみたくなる訳がない!! 爆爆
でも頭に血が上ってた当時の私にはそんな事ぜんぜん思いつかなかったんですよ・・・・・・

そしてそれはうちの他の子たちにも言えて、凛の事が沙良と朧にも当てはまるかというとそれも違います。
個体によって性格は様々ですから☆

沙良はコッソリ褒めて伸びるタイプだし、朧はおだてて木に登らせるタイプ。
沙良は言えばわかる子なので叱ることってあまり無いけど、朧は片方の耳から入ってももう片方の耳から出ていっちゃうので、基本叱られたことはすぐに忘れてしまいます。
そんな朧に効果的なのは、悪い事をしたら凛に叱らせる・・・これはバッチリ効きます!!

あと、我が家で一番可愛がられてるのは凛で、高待遇なのは沙良です。
同じようだけど、可愛がるのと高待遇は別モンです☆
どう別かは・・・・・それはまたの機会に♪


しかしなんだか文字だらけになっちゃった☆
こんなブログでいいのか?
てか、誰か最後まで読んでくれる人いるんかな・・・・