私が起きたら
さくが とことこ
後ろをついてきて
足元にスリスリ
おはようのあいさつ
そのあと
ごはぁぁん ごはぁぁん
朝ごはんのおねだり
これが いつもの 朝。
ある日の朝
私が起きても ついてこない
スリスリもしない
ごはぁぁん のおねだりもない
少し離れた所から
こっちを見てるだけ
名前を呼んでもこない
むぎは いつも通り
エサが入ってる
引き出しの前に座って
ご飯を待つ
さくが いつもとちがう
調子が悪い?
お腹空いてない?
そうじゃない
私にはすぐにわかった
なぜ さくはわかってるの?
お腹空いてるのに
なぜ 我慢して 何もいわないの?
この日は
むぎの去勢手術
前日の21時から 絶食
朝も水以外
口にしてはいけない日でした
むぎは 食べれないけど
さくには 関係ない
いつも通り 朝ご飯を食べていい
むぎを 奥の部屋の
ゲージに入れて
さくの ご飯を用意
近づいてきて 食べようとしたけど
向こうから ゲージの音
さく 食べないで 水を飲んで
むぎの方へ行く
そんな さくの様子をみたから
むぎを予定より 早く病院へ
お迎えは夕方
帰って すぐ
さくに ご飯をあげたら
ぱくぱく 食べ始めた
(இдஇ; )
なんて いいやつ
なんで わかるんやろ
お腹空いてるのに
むぎの為に我慢するなんて
優しすぎるやろ(⌯︎˃̶᷄ᗝ˂̶̥᷅⌯︎)
その、優しさ
野良猫としては
生きていかれへんぞ
野良猫にはさせへんねど
たぶん
反対の立場なら
むぎは さくに遠慮なく
ガツガツ食べてたはず
それが 普通やと思うし
さく
優しい
そして ちょっと切ない
去勢手術を無事終えたむぎ
慣れない環境に半日いたので
怖かった様子
帰ってきたら すぐ
甘えてました
がんばった がんばった(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋
次の日の朝
さくは いつも通り
ごはぁぁん ごはぁぁん


