始まる前の不安をよそに
舞台は…評価を得ていた
その事に安心しながらも
もっとやってやる…そんな思いも沸き上がる
稽古が始まって以来
あいつとは連絡を絶っていた
声を聞いたら…
甘えて…しまう
それにあいつはあいつで
仕事を頑張っているのを知っていた
年度末ってやつ?
忙しくなるって言ってたしな
俺にはよくわかんねーけど…
でも
今夜は無性に会いたかった
合鍵渡しってやったっていうのに
全然来ねーし
ほんと…なんなんだよ
明日は夜公演のみ…
気がつくと…
あいつのマンショに来ていた
もう寝てっかな
スマホを手に取り
けれどダイヤルはしなかった
そのままエンジンを切り
俺はあいつの部屋に向かった
ドアの向こうには
満面の笑みのあいつ
あいつの匂いのする暖かい部屋
“私に来て欲しかった?”
なんて当たり前の事
聞きやがって
まじムカつく
でも
そのあとのあいつの子供みたいなキス
そのくせ
俺の瞳を覗き込むあいつの瞳は
艶めいて俺を挑発していた
「バカ…か…」
ソファに押し倒し
ゆっくりと唇を開き
その中へと舌を差し込んだ
俺の舌に絡まるあいつの舌
ふふふ
まるで舌でダンスしてるみたいだ
唇を離せば互いの唾液が糸となり
俺達を繋いでいた
潤んだ瞳
上気した頬
口から漏れる吐息
ああ…
やっぱお前は…特別だよ
「いいよ
すぐ…いれても…」
ベルトを外されジッパーが降ろされた
「ほら
こんなになってる」
そう言うと体を起こし
ボクサーパンツをずらし
硬く主張しているそれに唇を沿わせた
背骨を快感が走って行く…
ふっうっ…う………
あいつの口の中はあったかくて
沿わされる舌の動きは絶え間なくて…
「なぁ…
おい」
「ングッ…え?」
立たせてソファへと手をつかせ
俺に背を向けさせた
柔らかいショートパンツのルームウェア
下着ごとそれをずらし
露になり蜜を溢れさす秘部へと
俺自身をあてがった
腰を付きだし一気に貫くと
するりと飲み込む
ふぅっ………
あっ…んっ………
丸い臀部…
つき出されたその柔らかい肉を
しっかりと掴み揉みしだく
白い肌は俺の手の跡を残し赤く染まる
細い腰と白く丸い臀部…
そのコントラストが
俺の中の気持ちを昂らせ
突き上げ続ける音が部屋の中に充満していた
ソファの背もたれをしっかりと掴むあいつの手に
俺の手を重ねしっかりと握りしめた
「なぁ?
はっ…あっ………はっ…」
「あんっ
なぁ………にっ…んぅぅ…」
「…飲んで」
「…う…ん
いい…よ」
「あっ………いくっ」
抜き出したそれをあいつの口元へと差し出す
床にしゃがみこんだあいつが
それを両手で支え咥えた
しごかれ吐き出した欲望は
あいつの口のなかを満たした
ごくりと飲み込み笑顔で俺を見上げた
「太輔の…美味しい」
マジ…可愛い
しゃがんで抱き締めた
「よいしょ」
「え?」
お姫様抱っこで抱き上げたら驚いている
「寝よっか
明日、仕事だろ」
「そうだけど
待って
拭かないと」
「俺が拭いてやろっか」
「やだやだ」
「ははは
何いってんの」
ベッドに横たえたあいつのそこを
ティッシュで優しく拭った
途端に
また…甘えた瞳で俺を見上げた
「んっ…」
「感じてんの?」
「ち…違う」
「足りねーか?」
「…」
ふふふ
はいはい
待ってな
ゆっくりと可愛がってやるからさ
深いくちづけを交わしながら
拭いたばかりのそこへと指を差し込んだ
そうだよ
今日はホワイトデー
たっぷりとお返し…させてくれよな
END

