夜が明け始めた

服を着る彼女の衣擦れの音
その音は
さっきまでの淫靡な吐息が嘘のように
俺を現実へと連れ戻す




俺に頬を寄せる彼女
帰したくない…
そんな想いが湧き上がる




キスをし立ち上がった彼女の腕を
思わず掴んだ







帰したくない
そばにいて欲しい




ははは
女々しすぎんだろう…俺…






心配そうな彼女の瞳に我に返り突き放す






早く帰れよ
朝飯の準備すんだろ?








嘘つきなママは
どんな顔して
息子に「おはよう」って言うんだ?