赤い果実…40彼の車に乗り込むエアコンのよく効いた彼の香りのする空間冷えた身体に温もり以上の心地良さが広がるけれどハンドルを握る彼の横顔はどこか固く声をかけるのが躊躇われた車の数の減った道を無言で進む「…どこに…行くの?」「ん?うーんさぁ」「え?」しばらく無言のまま走り続ける次に彼が口を開いたのは高層マンションの駐車場に入った時だった「……ここ…おれんち」