彼女のいなくなった部屋
ベッドに横になる


ふぅ…


気怠さの残る身体を重く感じながら
寝返りをうった




あっ!

やべっ…




慌てて時計を見る

急がねーとレコーディングの時間だ



シャワーを浴び
ホテルの部屋を後にした









まさかな
二回目…ヤルとは思ってなかったからな…
声…でるかな…

いつものように喉を潤しながら
軽く発生練習をする

なんとか…いけるな








レコーディングが終わり
跡片付けをする俺にスタッフが声をかける



「今日の藤ヶ谷くん
声に艶があったね
ボイトレの成果?」

「え?
そうすっか?」

「ああ
良かったよ」




ボイトレ…
声をかけてもらってはいたけど
スケジュールが合わなくて
まだ…みてもらってはいない…





いいSEXは
声まで艶めかしてくれんのか…?



ははは














自然と笑みがこぼれ
それに気づいたスタッフが
怪訝な顔をこちらに向けた…