文字を打ち終えたのか
スマホをテーブルに置くと
サングラスを外し
私を見据えた
「ん?
連絡…した?」
立ちすくんでいる私にそう声をかけた
「あ…
そうね
待って…」
何を…待つと言うんだ
我ながらおかしくなりながら
バッグからスマホを取り出し
上の階で私の到着を待つママ友にLINEを送った
“ごめんね
姑がぎっくり腰みたいなの
今から病院に付き添わなきゃならなくて…
今日は行けそうに無いの”
簡単に嘘が…つけた
送信ボタンを押す前に読み直す
“姑”
この言葉をだせば
“仕方ないわね…”
と哀れみと同情を買う事が出来る…
すぐに返信が届く
けれど
目の前でシャツをはだけた
美しい男に目を奪われ
それを読むことは無かった

「ふふふ
終わった?」
「え?
あ…ええ」
「じゃ…」
そう言うと
私の腰を引き寄せる
「ちょ…
待って」
「ん?」
「いきなり…そんな
ねぇ?
少し…話しましょうよ」
「話?
ま…いいけど…
あんた…時間あんの?」
「え?
あ…」
腕時計は
11時を回っていた
「ねぇ?
いつも…
こんな事…するの?
名前も…知らない女と…
………誰と…でも?」
「……」
「………」
私を見下ろす彼が笑い出す
「ははは
そりゃそうだ」
「え?」
「だよな
いつもこんな事してるって
そりゃそう思うよな
ごめんごめん」
「?」
「まさか
んなわけねーだろ?
俺の事…知ってる…よな?」
「…ええ」
「幾ら女に飢えてたって
リスク考えたら
こんな事しねーよ」
「じゃ…あ…
どうして…」
「ん…
それ」
「え?」
「そのキーホルダー」
「?」
かばんの中にある家の鍵
息子にせがまれ
彼が今夢中になっている
戦隊物のキャラクターのキーホルダーが
付けてあった
「それがさ
チラッて見えたんだよな
子持ちになんて見えなくてさ
なのに
それが見えて…
なんだろ?
ギャップってやつ?
そんな隙見せんなよって思ったわけ」
「隙って…
そんなつもり…」
「わかってる
ただ…
そんなキーホルダー持ってる
あんたに興味持ったって…
ただ
それだけ…
だから…嫌なら帰んな」
そう言うと
あっさりと
私から離れ
冷蔵庫からペットボトルを出すと
ゴクリと飲み干した
スマホをテーブルに置くと
サングラスを外し
私を見据えた
「ん?
連絡…した?」
立ちすくんでいる私にそう声をかけた
「あ…
そうね
待って…」
何を…待つと言うんだ
我ながらおかしくなりながら
バッグからスマホを取り出し
上の階で私の到着を待つママ友にLINEを送った
“ごめんね
姑がぎっくり腰みたいなの
今から病院に付き添わなきゃならなくて…
今日は行けそうに無いの”
簡単に嘘が…つけた
送信ボタンを押す前に読み直す
“姑”
この言葉をだせば
“仕方ないわね…”
と哀れみと同情を買う事が出来る…
すぐに返信が届く
けれど
目の前でシャツをはだけた
美しい男に目を奪われ
それを読むことは無かった

「ふふふ
終わった?」
「え?
あ…ええ」
「じゃ…」
そう言うと
私の腰を引き寄せる
「ちょ…
待って」
「ん?」
「いきなり…そんな
ねぇ?
少し…話しましょうよ」
「話?
ま…いいけど…
あんた…時間あんの?」
「え?
あ…」
腕時計は
11時を回っていた
「ねぇ?
いつも…
こんな事…するの?
名前も…知らない女と…
………誰と…でも?」
「……」
「………」
私を見下ろす彼が笑い出す
「ははは
そりゃそうだ」
「え?」
「だよな
いつもこんな事してるって
そりゃそう思うよな
ごめんごめん」
「?」
「まさか
んなわけねーだろ?
俺の事…知ってる…よな?」
「…ええ」
「幾ら女に飢えてたって
リスク考えたら
こんな事しねーよ」
「じゃ…あ…
どうして…」
「ん…
それ」
「え?」
「そのキーホルダー」
「?」
かばんの中にある家の鍵
息子にせがまれ
彼が今夢中になっている
戦隊物のキャラクターのキーホルダーが
付けてあった
「それがさ
チラッて見えたんだよな
子持ちになんて見えなくてさ
なのに
それが見えて…
なんだろ?
ギャップってやつ?
そんな隙見せんなよって思ったわけ」
「隙って…
そんなつもり…」
「わかってる
ただ…
そんなキーホルダー持ってる
あんたに興味持ったって…
ただ
それだけ…
だから…嫌なら帰んな」
そう言うと
あっさりと
私から離れ
冷蔵庫からペットボトルを出すと
ゴクリと飲み干した