「それは…
…………構わないけど…」

「マジ?
やった」

「あっ…
でも
どこで?
まさかテレビ局…?」

「違う違う
おれんち」

「藤ヶ谷さんの家?」

「そう
明日とかどう?
急過ぎるかな?
でもな…
明日逃すと仕事が続いてるしな…
どう?
時間ある?」



矢継ぎ早に問い掛ける彼に圧倒され

返答に戸惑っていると

玄関が開く音がした







ただいま…






娘が帰宅した

やましい事など無いというのに

早くこの電話を切らなければと

焦る気持ちが

曖昧な返事になり

「じゃ
今からLINEで送るから」

「ええ
わかりました
それじゃ…」



と電話をきった







娘のコップにジュースを注ぎながら

その横に置いたスマホが

彼からのLINEを受信した