そこにいる彼は

彼であって…彼ではなかった









いつしか

“藤ヶ谷太輔”

という存在を忘れ

舞台に引き込まれていた



ふたりのキスは…



あまりにも美しく

そして切なくて

自然と頬を涙が伝った…








終演後

彼からLINEが届く



“観てくれた?
今夜…
何時になるかわかんねーけど
りんち行って…いいか?”