細かった少年のような身体は
しなやかな筋肉に包まれ
逞しくなり私を覆う







会えなかった時間はこんなにも彼を変えた



巧みに脱がされた服
抱き上げられベッドへと降ろされる
彼が自分のシャツのボタンに指をかける



たった
それだけの事なのに
見下ろす彼の瞳に射抜かれ
私は息をする事も忘れる

胸を隠していた腕を
シーツへと沈められ
顕になったふたつの膨らみを
彼が交互に口にする

吐息を堪えようとすると
ふたつの膨らみは激しく上下する




「ふふふ
我慢…すんなよ」





突起を軽く甘噛みされ
堪えていた唇を開き
それまでの吐息を一度に吐き出す

舌で転がされると
その刺激はそこへと伝い降りる
思わず腰をくねらせると
彼が意地悪な瞳で見下した


彼の舌が私の舌を誘い出す

絡め合うそのキスは
誰から教わったの?
軽い痛みが胸に走る…
それを消すように
彼の首に手を回し
もっとと…深くキスをする


彼の指は
湿り気を帯びた布を
擦り始めた



「濡れちゃってるけど…」

「…うん」


彼の瞳を見上げながら
彼の指の動きに翻弄される
布の上から与えられる愛撫の
もどかしさのせいで
小さな布にはシミが広がっていった




直接
触って欲しい…


歳下の彼に
そんなお願いなどした事無かった
昔の彼は
“焦らす”などという言葉も知らず
身体の欲求のままに
私を抱いていた
その稚拙な抱き方が
時に物足りなく感じる事もあったが
それ以上に
自分の欲求に素直な彼が
愛しくて可愛いかった…




我慢が出来なくなった私は
自らその布をずらした


「ふふふ
もう…脱ぐの?」

「意地悪…」



ただあてがわれただけの手
その熱が理性を犯していく



「どうして欲しい?」

「触って…」

「触るだけでいいの?」

「…して」

「して?」

「うん」



これでは
立場が逆転だ
昔は私が言っていたセリフを
今は彼が言うなんて…



軽く唇にキスをしたかと思うと
彼はそこへ顔を埋めた


あッ…


指ではない柔らかなその感触に
我を忘れて喘ぎ続け
繰り返されるそれに
呆気無く昇りつめる



い…ッ…く…ゥ…



口の周りを私の蜜で光らせながら
彼が私を見下し
そこへ指を挿しこむ


「待って…」

「やだね…」


ほぐす必要など無いほどに濡れ
彼を待ち侘びるそこは
音を立て彼の指を飲み込んでいく



ねえ
欲しいよ
君が…

「……来て」