そのまま
眠れず寝返りをうちつづけた


“わかった…”



いつ?
いつ…逢えるの…?



期待と戸惑いが
心をザワつかせる



いまさら逢って
どうするの?


あの頃よりも
私は歳をとっている


こんな顔…
彼に見られたくない…





はぁ…
ため息をひとつつき
目を閉じた






カチャリ…


鍵の回る音がした


え?!


起き上がり
急いで玄関に向かう





「遅くなって…ごめんな」









「なんで?」

「なんでって…
逢いたいって…
え?
なに?
あれ?
来ちゃダメだった?」

首を振る

「鍵…
まだ…
持ってたんだ」

「あ…うん
ごめん
返せって言わなかったからさ」

「そっか…」

「でも…
もしも
引っ越してたらどうしようって
ちょっと考えたけど」

「ふふふ
そうよね
もう…あれから
何年経ったかしら…?」

「なぁ?」

「ん?」

「中に…いれてくんないの?」


あ…