私の狭い小さな部屋

彼が居なくなったその部屋

いつもより広く感じて

居心地が悪かった



私…何…してるんだろ?

彼は私が指導すべき後輩でも何でもない

出逢って

まだ…数日…

たった一度…SEXしただけの相手

それだけの相手に

何…説教してんのかしら

だから…

ダメなのよ



たった一度寝ただけなのに

彼の事をわかったような気になって…








でも

これでいいのかもしれない

まだ

何も始まっていないし

元々住む世界の違う人

私はあの友人のようにはなれないのだから






だから…

これで…いい




そう…言い聞かせるのに…



涙が…こぼれる



元カレから別れを告げられた時ですら

こんなに涙は溢れなかったというのに…









嬉しかった…

元カレに笑われた新聞を読む趣味を

嫌味なく“すげーな”って言ってくれて…

なのに

私の悪い癖が出た…

小さな頃から

歳の離れた弟を

仕事で忙しい母親の代わりに世話してきた

ここ最近は

新入社員の指導を任されている

反射的に甘えた言葉に

つい厳しい事を言ってしまうのが癖になっていた












ごめんなさい…





大切に思うほど

厳しくしてしまう…

私の…悪い癖