トイレで用を足しながら
ふと笑みがこぼれた
まだ
出会って2日…
なのに
当たり前のように彼女の家にいる俺
この居心地の良さはどこから来るのだろう
トイレから出ると
何か食べるかと彼女が聞く
「いや…いいよ」
「そう」
「ん」
彼女の横に並んでソファに座る
「すげー新聞
これだけ読むの?」
「そうね
一応…ね」
よく見るとペンで書き込みがあったり
丸で囲ってあったり…
「仕事…?」
「ん…そういうわけでは…ないかな」
「なのに…こんだけ?」
「就活してる頃に読みだして
社会人になったら
やっぱり
常識として…ね」
「ふぅーん」
「でも
今は…趣味ね」
「しゅみ?」
「可愛くない趣味よね
ふふふ
でもね
何紙か読み比べると
社風が出てて面白いのよ」
そんな…もんなのか
「そうね
ほら
これ見て」
そう言って渡された新聞
その後に渡されたもう一紙
同じニュースに見えて読み比べると
その印象の違いに驚く
「え?
なに?
なんか…違うよな」
「わかる?
たまにね
ん?って思う記事があるのよ
同じ事柄でも書き手によって印象が変わる
そうかと思えば
別の人が書いているのに
全く同じ印象を受けたり…
だから
そこから何を読み取り
何を信じるか…
そうする事で
自分が…何を信じたいのかが見えて来たりね…」
彼女の言ってることはなんだか難しくて
俺には理解出来なかった
俺の周りにいる女は
着飾る事に命をかけているような
そんな…ヤツばかり…
こんな話をする事なんて…無い
ふと
初めて彼女に会った時の
凛とした後ろ姿を思い出す
その後ろ姿を格好良いと感じたのは
自分というものを持っているから…
そして
漠然と生きて来た自分自身を思い知る

ふと笑みがこぼれた
まだ
出会って2日…
なのに
当たり前のように彼女の家にいる俺
この居心地の良さはどこから来るのだろう
トイレから出ると
何か食べるかと彼女が聞く
「いや…いいよ」
「そう」
「ん」
彼女の横に並んでソファに座る
「すげー新聞
これだけ読むの?」
「そうね
一応…ね」
よく見るとペンで書き込みがあったり
丸で囲ってあったり…
「仕事…?」
「ん…そういうわけでは…ないかな」
「なのに…こんだけ?」
「就活してる頃に読みだして
社会人になったら
やっぱり
常識として…ね」
「ふぅーん」
「でも
今は…趣味ね」
「しゅみ?」
「可愛くない趣味よね
ふふふ
でもね
何紙か読み比べると
社風が出てて面白いのよ」
そんな…もんなのか
「そうね
ほら
これ見て」
そう言って渡された新聞
その後に渡されたもう一紙
同じニュースに見えて読み比べると
その印象の違いに驚く
「え?
なに?
なんか…違うよな」
「わかる?
たまにね
ん?って思う記事があるのよ
同じ事柄でも書き手によって印象が変わる
そうかと思えば
別の人が書いているのに
全く同じ印象を受けたり…
だから
そこから何を読み取り
何を信じるか…
そうする事で
自分が…何を信じたいのかが見えて来たりね…」
彼女の言ってることはなんだか難しくて
俺には理解出来なかった
俺の周りにいる女は
着飾る事に命をかけているような
そんな…ヤツばかり…
こんな話をする事なんて…無い
ふと
初めて彼女に会った時の
凛とした後ろ姿を思い出す
その後ろ姿を格好良いと感じたのは
自分というものを持っているから…
そして
漠然と生きて来た自分自身を思い知る
