どうせ
帰ってもひとりきり

なら…

こんな素敵な男の子と少しの間

過ごすのも悪くない…よね?





彼の車は大きくて…

ちょっと居心地が悪い…




「すご…いね」

「ん?
そう?」



流れる音楽のボリュームを少し落す





「さて…どっか行きたいとこ…ある?」






行きたいところ…






そんな所…ない




「ん…無い」

「…そっか」




彼が訝しげな瞳で私を一瞥すると

車を走らせ始めた






運転する彼の横顔は美しかった








さすが…

アイドル…

その辺の男とは違う







改めて…

場違いな自分に

居心地の悪さを感じた