その日
いつものようにるいを送り出すと
彼女は珍しく化粧をしていた


メイクなどしなくても
その肌は白く艷やかっだったが
軽く粉をはたいたその肌は
歳相応の色気を感じさせて
ドキリとした

長いまつ毛にマスカラを塗ると
潤んだ瞳が強調されて
それだけで…
今すぐにでも
押し倒したくなる衝動を抑えるのに苦労する


「なぁに?」

彼女が俺に問い掛ける

「いや…
化粧すんの初めて見るなって…」

「ふふふ
そうだっけ?
いつもはね
仕事が仕事だから…出来ないもの」

「そっか」

「…もしかして…変?」

「いや…
そんな事ねーよ」



今すぐ抱きたい…なんて
言えるかよ






「なぁ?」

「ん?」

「学校終わったらどうする?」

「え?」

「どっか…飯食いに行こうか?」

「…うん…
いいの?」

「ああ
たまには…ふたりっきりでさ」






その俺の言葉に
彼女の頬が赤らんだ気がした
歳上なのにさ
そういうとこ…可愛いんだよな




デートらしいデートなんて
した事…ねーもんな


数時間だけだけど
今日は…
参観日が終わったら
俺だけのあなたになってよね






※ようやく再アップ分の記事が終わりました。
おつき合い頂いた方
ありがとうございました(*˘︶˘人)♡*