内定をもらった俺は
卒論の仕上げにかかっていた


バイトもみっちりといれる
近いうちに
彼女とるいを旅行に誘おうと思っていた



ゼミの日はバイトを休んで
夕方はるいと過ごす

夕飯を食べて
るいを風呂に入れたら帰る




本当は…
泊まりたい
ってか…
まぁ
早く…彼女とそうなりたい
でも…
タイミングが…無い
るいがいるし
流石に…な…



いつも…
るいの目を盗んで
キスをするのが
精一杯





たまんねーよな

大好きな人がすぐそこにいるってーのに





今日もいつものように夕飯を食い
風呂が沸くのを待っていた


雨風が強くなったのか
窓を叩く音がする
外を見ると…
すごい雨だ
彼女が雨戸を閉めるのを手伝う

テレビが
暴風雨警報が出ていると伝えている




「お兄ちゃん
今日は泊まんなよ」

「え?」

「うん…そうしたら?」

「いや…でも…」

「こんな雨の中帰るの危ないし…
それに
心細いから…いてくれると助かる…」






マジ?




いる
いる
いる!








彼女がそう言うならいるよ