次の日
るいを学校に送り出す
一度自宅に戻り服を着替え
カバンに数日分の着替えを詰める
教科書に本
ノートパソコン…
とにかく必要になりそうなものを
片っ端から詰め込む
彼女のアパートに戻り
荷物を置くと
病院へ向かった
コンコン…
「はい?」
扉を開けると
彼女がこちらを向く
体を起こそうとするから
慌てて駆け寄り
その肩を押す
「寝てていいから」
「藤ヶ谷くん…
本当にありがとう
それに…
こんな迷惑をかけてしまって
本当に
本当に
ごめんなさい…」
「いいって
気にしないで」
「るい…学校行った?」
「ああ…
すんげー眠そうだったけど
ちゃんと行ったよ」
「そう…」
「どう?
少しは…楽になった?」
「そうね…
不思議なくらい…楽なの」
「もっと早く
病院行ったら良かったのに…」
「う…ん…
怖くて…」
「え?
もしかして
病院嫌いなの?」
「…」
黙った彼女の横顔が苦しげで
ふざけて言った自分の言葉を後悔した
「病院…
行って…
そのまま
帰れなくなったら…
そう…思うと…ね…
怖くて…
るいを…
ひとりに…って…」
あ…
そう…か…
旦那さん…
“病院で検査した時には
手遅れだった…”
自分もそうなってしまったら…
怖いって…
るいをひとりにしてしまう事への恐怖…
俺…
ほんとなんもわかってねーな

「ひとりにしないために
ちゃんと病院行くんでしょ?」
「え…?」
「るいにはまいさんが必要なんだから
ちゃんと薬飲んで
ちゃんと栄養のあるもの食べて
元気になんないとな」
「うん…」
「俺…
今は暇だから
まぁ…テストはあるけど
楽勝だから…
大丈夫…
るいの事は
心配しないで」
「うん…
ありがとう」
「あ…なんか買ってこようか?」
「ううん
私は大丈夫…」
「そう?」
「うん」
「俺で良かったら…
頼ってよね
頼りないかも…しんないけどさ」
「うん…
頼りに…してる」
穏やかに微笑む彼女
そんな風に見つめられたらさ…
苦しいよ…
嬉しいのにさ
苦しいよ

俺の事
本当は迷惑だよな
でも
るいの事があるから…
俺…
弱味につけ込んでんのかな…
でも…
たとえ
そう思われてもいいよ
少しでも…
あなたの役に立てるなら…
元気になったら
また
会えなくなんのかな
「もう来ないで」
なんて言われんのかな…
ああもう
余計な事は考えんな
それよりも
今日の夕飯何にすっかな…
るいが帰って来たら
買い物に行くか…
るいを学校に送り出す
一度自宅に戻り服を着替え
カバンに数日分の着替えを詰める
教科書に本
ノートパソコン…
とにかく必要になりそうなものを
片っ端から詰め込む
彼女のアパートに戻り
荷物を置くと
病院へ向かった
コンコン…
「はい?」
扉を開けると
彼女がこちらを向く
体を起こそうとするから
慌てて駆け寄り
その肩を押す
「寝てていいから」
「藤ヶ谷くん…
本当にありがとう
それに…
こんな迷惑をかけてしまって
本当に
本当に
ごめんなさい…」
「いいって
気にしないで」
「るい…学校行った?」
「ああ…
すんげー眠そうだったけど
ちゃんと行ったよ」
「そう…」
「どう?
少しは…楽になった?」
「そうね…
不思議なくらい…楽なの」
「もっと早く
病院行ったら良かったのに…」
「う…ん…
怖くて…」
「え?
もしかして
病院嫌いなの?」
「…」
黙った彼女の横顔が苦しげで
ふざけて言った自分の言葉を後悔した
「病院…
行って…
そのまま
帰れなくなったら…
そう…思うと…ね…
怖くて…
るいを…
ひとりに…って…」
あ…
そう…か…
旦那さん…
“病院で検査した時には
手遅れだった…”
自分もそうなってしまったら…
怖いって…
るいをひとりにしてしまう事への恐怖…
俺…
ほんとなんもわかってねーな

「ひとりにしないために
ちゃんと病院行くんでしょ?」
「え…?」
「るいにはまいさんが必要なんだから
ちゃんと薬飲んで
ちゃんと栄養のあるもの食べて
元気になんないとな」
「うん…」
「俺…
今は暇だから
まぁ…テストはあるけど
楽勝だから…
大丈夫…
るいの事は
心配しないで」
「うん…
ありがとう」
「あ…なんか買ってこようか?」
「ううん
私は大丈夫…」
「そう?」
「うん」
「俺で良かったら…
頼ってよね
頼りないかも…しんないけどさ」
「うん…
頼りに…してる」
穏やかに微笑む彼女
そんな風に見つめられたらさ…
苦しいよ…
嬉しいのにさ
苦しいよ

俺の事
本当は迷惑だよな
でも
るいの事があるから…
俺…
弱味につけ込んでんのかな…
でも…
たとえ
そう思われてもいいよ
少しでも…
あなたの役に立てるなら…
元気になったら
また
会えなくなんのかな
「もう来ないで」
なんて言われんのかな…
ああもう
余計な事は考えんな
それよりも
今日の夕飯何にすっかな…
るいが帰って来たら
買い物に行くか…