今日は単発のバイト
スーパーで洗剤のサンプル配付
これを全て配り終えたら終わり
とっとと片付けよう
笑顔が効いたのか
主婦受けがいいのか
たまたま客の多い日だったからなのか
3時までの予定が13時には終わっちまった
担当者からバイト代を受け取り
大学に向かう
るいが帰ってくるまでは時間がある
図書館で本を読み時間を潰す

さてと行くか…
アパートの下に着くと
「お兄ちゃーん」
るいが叫びながら走って来た
悪い気…しないな…
部屋に入る
コタツの上
るいが布を取る
「やったー
ドーナツ」
そこには手作りのドーナツがあった
「いつもはパンの耳揚げたヤツなのに
お兄ちゃんくるからかな
ちゃんとしたドーナツだ」
美味しそうに頬ばるるい
「お兄ちゃんの分だよ
これ」
差し出されたそれを口にする
なんだか懐かしい味だな…
「よし
るい…宿題やっちまおう」
宿題の後はゲームで対戦
中々やるなぁ
って俺もいつの間にかマジになってた
「なぁ
いつもこうやって留守番してんのか?」
「うん
そうだよ」
「友達と遊んだりしないのか?」
「う…ん
遊びたいけどさ
皆
プールとかサッカーとか
それに公文とかあるんだって」
「そっか…」
今時の小学生は大変だな
「俺もプール行きたいけど
ママ…お仕事あるから…」
「そっか…」
淋しげな横顔に
余計な事を聞いたことが悔やまれる
「ただいま」
彼女が帰ってきた
「ありがとう
藤ヶ谷くん」
「ママ
もう宿題終わったよ」
「そう
時間割も?」
「当たり前でしょ
お兄ちゃんゲーム強いんだよ」
「そう
良かったね
一緒にゲーム出来て」
「うん!」
「藤ヶ谷くん
良かったら夕飯…食べてく?」
「え…」
“もちろん”
って言いたいけど
今日は居酒屋バイトの日…
残念だ…
「あ…これからバイトなんで」
「そう…」
「ねぇお兄ちゃん
明日も遊べる?」
「明日か?
明日は…ゼミがあるからな…
その後
人と会う約束してて
ちょっと無理かな」
「えー
来てよ
遅くなってもいいから
俺
宿題終わらせとくから」
俺だって…来たいさ
遅くなっても…いいなら…
だけど
いきなりそんな事
出来るわけねーしな…
スーパーで洗剤のサンプル配付
これを全て配り終えたら終わり
とっとと片付けよう
笑顔が効いたのか
主婦受けがいいのか
たまたま客の多い日だったからなのか
3時までの予定が13時には終わっちまった
担当者からバイト代を受け取り
大学に向かう
るいが帰ってくるまでは時間がある
図書館で本を読み時間を潰す

さてと行くか…
アパートの下に着くと
「お兄ちゃーん」
るいが叫びながら走って来た
悪い気…しないな…
部屋に入る
コタツの上
るいが布を取る
「やったー
ドーナツ」
そこには手作りのドーナツがあった
「いつもはパンの耳揚げたヤツなのに
お兄ちゃんくるからかな
ちゃんとしたドーナツだ」
美味しそうに頬ばるるい
「お兄ちゃんの分だよ
これ」
差し出されたそれを口にする
なんだか懐かしい味だな…
「よし
るい…宿題やっちまおう」
宿題の後はゲームで対戦
中々やるなぁ
って俺もいつの間にかマジになってた
「なぁ
いつもこうやって留守番してんのか?」
「うん
そうだよ」
「友達と遊んだりしないのか?」
「う…ん
遊びたいけどさ
皆
プールとかサッカーとか
それに公文とかあるんだって」
「そっか…」
今時の小学生は大変だな
「俺もプール行きたいけど
ママ…お仕事あるから…」
「そっか…」
淋しげな横顔に
余計な事を聞いたことが悔やまれる
「ただいま」
彼女が帰ってきた
「ありがとう
藤ヶ谷くん」
「ママ
もう宿題終わったよ」
「そう
時間割も?」
「当たり前でしょ
お兄ちゃんゲーム強いんだよ」
「そう
良かったね
一緒にゲーム出来て」
「うん!」
「藤ヶ谷くん
良かったら夕飯…食べてく?」
「え…」
“もちろん”
って言いたいけど
今日は居酒屋バイトの日…
残念だ…
「あ…これからバイトなんで」
「そう…」
「ねぇお兄ちゃん
明日も遊べる?」
「明日か?
明日は…ゼミがあるからな…
その後
人と会う約束してて
ちょっと無理かな」
「えー
来てよ
遅くなってもいいから
俺
宿題終わらせとくから」
俺だって…来たいさ
遅くなっても…いいなら…
だけど
いきなりそんな事
出来るわけねーしな…