不登校が始まったきっかけは

両親に構って欲しかったからと言った私ですが

小学校高学年ともなると理由は変わりました。

ただ単に行きたくなくなったのです。

 

学校へ行かなくても勉強で困ることがなかったので

それが何かカッコいいことのように感じていました。

全然カッコいいことなんてないのに。

 

 

約10年もの間、不登校の問題児でしたが

不思議といじめられることはありませんでした。

それはとてもラッキーなことだったと思います。

周りの環境が良かったんだと思います。

もちろん陰口や悪口は言われましたよ。

でもあまり気にしてませんでした。

 

むしろ小学生のころは所謂クソガキでした。

先生たちは腫れもの扱いしてくるので

それをいいことに悪さをしてました。

例えば連絡帳の偽造。

うちで働いていたおばさんに頼んで

連絡帳に「早退させてください」と書いてもらい

それを教室に残し勝手に帰ったりしてました。

その後、先生がうちまで来たのですが

居留守つかってやり過ごしました。

しかもそれについて特に怒られた記憶はありません。

あとは縄跳びしてる男の子の足元にランドセルを

投げ込んで泣かせたり

集団登校の途中、抜け出して家に帰って隠れたり。

今考えると本当に扱いづらい子供だったと思います。

 

中学校に入ってからは勉強がちょっと大変になってきたので

少し真面目に通いました。

小学校では不登校は私だけでしたが

中学校に入ってからは数人仲間が増えました。

といっても面識はないし仲が良かったわけではないです。

 

嫌いな英語の先生の授業はあまり出なかったし

体育や音楽、美術の授業がある日はほとんど休んでました。

だってこの先の人生に必要ないものでしょと思ってました。

一方で変なところで真面目だったので遅刻するくらいなら休もう

と、思って休むことも結構ありました。

あと行事はほとんど出たことがありません。

バカバカしいと思ってました。

勉強しないなら学校なんて行く意味がないじゃんと。

みんなが一生懸命に取り組んでいた合唱や文化祭、

体育祭、宿泊学習などなど

私はものすごく冷めていて勝手にやってくれと思っていました。

本当に嫌な子供でした。

 

学校ってもちろん勉強する場所です。

でもそんなことよりもっと大事なのは

社会の中で集団の中でどう生きるか、人間関係を学ぶ場なんです。

 

勉強なんて塾や家でやればいいんです。

学校で人との関わりを学ばなければ私のような社会不適合者になってしまいます。

それはとっても恐ろしいことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が不登校になったきっかけは

「親の気を引こうと思った」から・・・だそうです。

正直なところあまり覚えていないのですが

きっかけがそうだったとしても

小学校高学年になる頃には、学校へ行かない理由は違うものでした。

 

私が小学校に上がると同時に

自営業者だった父が新たなお店をオープンさせました。

それまでべったりだった母も父と一緒に朝早くから働き始めました。

私は髪もとかさず顔も洗わず朝食も食べずに学校に通っていました。

幸いだったのは通っていた小学校は制服のある学校だったことでしょうか。

私服だったらきっと毎日変な格好で通っていたに違いありません。

浮いていたと思います。

 

その頃の唯一の記憶が保健室で担任の先生に髪をとかしてもらったというもの。

ものすごく嬉しかったんだと思います。その他のことは何も覚えていません。

 

高学年になり、市の教育委員会に相談にいったり

学校の先生が臨時の家庭訪問をしてくださったり

いろいろな対策がとられましたが

「明日は学校来れるね?」「はい」という言葉を交わしたとしても

次の日は欠席。そんな日々が続きました。

 

 

朝、両親は自宅にいないので

仕事先に電話して「お腹痛いから休みたい」「頭が痛いから休みたい」

と仮病を使っていました。

 

両親(というか父)は仕事が忙しく、早く電話を切りたいので

「わかった、なら休め」とすぐ折れてくれました。

当然、その後病院に連れていかれたりするんですけどね。

 

母は厳しいサラリーマン家庭に育った人だったので

私が学校に行かないことをひどく気にしていました。

もちろん父も自営業であるので世間体を気にしていたとは思います。

けど私は父のそれをあまり感じませんでした。

それが私にとっては救いでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海外に住んでいても耳に入ってくる不登校関連のニュース。

私は不登校経験者なので

現在不登校で悩むご本人、そのご家族、ご友人の方々に

少しでも参考になればと思いブログを始めようと思いました。

 

 

1998年以降の不登校の定義は以下の通りです↓

『何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、

登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために

年間30日以上欠席したもののうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの』

 

ちなみに私は小3頃から不登校でした。

うろ覚えですが私のときは年間45日以上と言われていた気がします。

それが中学、高校と続き、その後一浪したものの運よく国立大学へ進学できました。

 

私がこのブログを通して一番伝えたい事は

学校へ行け!とか行かなくていい!とかそんなことじゃなく

すべては自己責任だよ、ということなんです。

 

不登校、つまり学校へ行かなかった時間は戻っては来ないということ。

私は正直後悔しています。

ちゃんと学校へ行っていれば・・・と思ったこと何度もあります。

でもあの頃の自分にはそれが理解できなかった。

当然ですよね。あの頃は必死だったんですもん。

周り中みんな敵だと思っていました。

 

でもそんなことなかったと今なら思えます。

こんな感じのことを少しずつ自分の体験を通してお話したいなと思っています。