ホスピスに転院して3週間が過ぎた伯母


転院当初は麻薬性鎮痛剤の副作用による吐き気と嘔吐が酷く


主治医と薬剤師さんが試行錯誤の上 持続注射2種と坐薬の併用で


何とか痛みも緩和されほぼ1日中ウトウトと眠っている


食事だよ と声を掛け 当初はギャッジアップさせ自力摂取で取っていた食事も


臥床したまま食べさせるが 半分程摂取し 


後はまたウトウトと眠っている


そんな状態で日々少しずつ弱っていった


そんなホスピスでの入院の日々でも 楽しい時間はある


元の同僚の方々やお友達や伯母が熱心に信仰する宗教上お付き合いのある方々や親戚


そんな多くの方々に見舞って頂いたり


実家や転院前の病院に入院中には出来なかった入浴が出来ている事


風呂好きの伯母には心地良い時間だろうし




夫が休暇で帰宅していた為 介護生活も少しお暇を頂き


夫と2人数日振りに伯母を見舞った


夫がお見舞いの花籠を渡すと 


決して私には見せない満面の笑みで喜んでいた


お暇を頂いていたここ数日 特別変わった事はなかったようだが


数日振りに会った伯母は着実に衰弱していた


仕事で多くの方々を看取って来た私にはわかる


伯母の最期が着実に近付いてることが。。。





伯母がホスピスに入院して二晩


昼間は母が夕方から翌朝までは私が病院に泊まり込み付き添った


が… バルンを挿入され ベッド上安静中の伯母に対し


食事のセッティングや洗面位で他に特別する事もなく


当然 夜間の巡視の度に目が覚めたり


寝不足で意識朦朧 ふらふらして来て


こっちが倒れそうになって来た


何もしなくても付いててくれるだけで安心する…


そんな常識的な事はもちろんわかってるんだけど


何だか伯母は夜中にゴソゴソしては私をお越し


私を使わなくては気が済まないかのようで…


そんな疲れとイライラで悶々としてた夜 母からのメール着信


『お母さんも自宅でゆっくりしてま~す あなたもゆっくりしてね』


はぁ~? 病院に泊まり込んでるのにどうやってゆっくりしろって言うねん!!


私はブチっと切れてしまい


今までの溜まりに溜まったあれやこれやをメールでぶちまけてしまった





このままでは肉体的にも精神的にもよろしくないので


夕方から消灯位まで付き添う事にした


鎮痛剤が大幅に増えた伯母は小康状態のまま


まぁ落ち着いてます


余命1ヵ月 ってホントかな…?
伯母の転院先


第1希望のホスピスに無事入院出来ました


主治医も担当ナースも信頼出来る方に当たって


ほっとひと安心


その後の主治医からのムンテラはとても厳しいものだった




余命は1ヶ月 それまでに急変する可能性も十分有り得ると…





伯母の残りわずかとなった人生


出来るだけ多くの時間を心地良く過ごして欲しい


私が願うのはただそれだけ




今夜から可能な限り付き添います






簡易ベッド上から。。。。。
伯母のホスピス入院に向けての外来受診の報告をしに


実家に立ち寄った


1日で2軒の病院を巡り


どちらの病院でも即ホスピス入院の対象になるとの結果をもらい


ぐったりと疲れたけれど


何とか今月中にはホスピスに入院出来そうだと安堵した




元々我慢強い性格の伯母は


本当は寝ているだけでも身の置き所が無い程の辛さだろうに


痛い足を庇いながら ヨタヨタと自力でトイレに行っていた


そんな伯母の姿を見て 私は悔しくて涙が出てきた


実家の両親はそれなりに一生懸命看病してきたんだと思う


私はプロだけど 実家の人達はど介護の経験も全くないど素人


それは重々承知の上


でも でも トイレ位手を持って連れて行ってあげてよ


自分でトイレに起きるのももうしんどいんだよ


私は泣きながら実家の両親と弟に訴えた


父は申し訳なさそうに黙っていた


弟はいつものごとく部外者面


母は 夜中もトイレに付き添ってたら自分が寝れない


そう言いやがった


私はちょいとキレて


最後まで看る気がないなら 最初から面倒看るな


遺産ももらうな!!


そう言うと 母はお金で面倒看てきた訳じゃない


ふてくされた様にそう言った




実家に泊まるつもりはなかったけど


伯母が不憫で 放っておけなくて


その日から1週間 実家に泊まり込み お世話させてもらった


伯母はまりんちゃんが居てくれたら安心するわと


清拭してる時に うれしそうな 穏やかな笑みをうかべながら


こっそり呟いた




来週は第1希望のホスピス外来へ行く


どうかそこに入院出来ますように


そして適切な緩和ケアを受けられ


どうか少しでも伯母の苦痛が減りますように






弟は彼女とデート


そんな弟の遺産分割は私と同額


いや…お金で看てるんじゃないんやけどな


私は退職し 自分の人生をちょっとだけ犠牲にして看てるんやけどな


まぁ 自分が看てあげたいと思ったから看てるんやし


身内と言えども 価値観の押し付けはあかんから
GWにひとり義実家に帰省して来た夫


シンママで2人も子供を産んだ義妹の子供達に


えらく懐かれた様


帰省の際にお土産のプレゼントを渡したせいか


赴任先に戻っても○○が欲しい とメールが来ていたらしい


かわいい姪っ子達にせがまれてまんざらでもない様子の夫


伯母の件で忙しくしていたけれど


退職し伯母の面倒を看させてもらえるのは夫のお陰


そう考え リクエストされた物と


義父の父の日のプレゼントを購入し送った


翌日『さっき届きました 本当にありがとうございました』


そうメールが届く


私がメールに返事すると


後で写メール送りますと返事が来たので


『夫から聞いてるとは思いますが伯母が末期癌で


面倒を看に実家に来てるから是非とも送って下さい


伯母は子供好きだからかわいい写メールを見るととても喜びますから』




そう返信して早3日


予測通り 未だ写メール届かず…




この義妹のことを


以前からあまり好ましく思ってなかった私


無職で未婚のくせに2人も出産した事


数年前夫と2人義実家に帰省した際は


帰省するのを知っててわざとらしく出かけてたり


その時にあまりの義実家の汚さに愕然とし


みんなに世話になってるから無職でもシンママになれたんだから


きちんと家事をしろと夫が注意すると


義実家の家長的な存在の未婚の義姉に泣きつき


あの子は親の面倒も看てるんだから小遣いを仕送りしてやってくれと


アホな申し出をされたりしてきた


私としては無職で2人のシンママになってるんだから


義実家の両親の面倒を看るのは当然の事と考えたので


その申し出はスルーしたっけな



まぁそんな紆余曲折の結果 私は義妹を好ましく思っていなかった


催促のメールは姪っ子達の写メール付きで送信して来たくせに


貰う物をもらった 写メールも無し



あんたの魂胆はようわかったしな


私はいいよ でもそんなささやかな写メールを楽しみにしてた伯母を


落胆させるような行為


私は絶対許さへんしな


姪っ子達に罪はないけれど


プレゼントはもう二度と送りません