よく晴れた秋の日の午後。
私は患者さん達を連れ、大きな植物園に行っていた。
花壇で花を見ていると、見覚えのある後姿。
そこには、黙々と花の世話をするコウジが居た。
「コウジ生きていたの??」
「うん。何とか元気になったよ。 まりん、また前みたいに会ってくれる? 連絡してもいい?」
「もちろん、いいよ。 ずっと待ってたんよ。」
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ここで目が覚めてしまった。
やっと会えたのに、夢だったなんて・・・
時計を見ると、5:26am
夜明け前のベランダに出て、タバコに火をつける。
コウジが入院中、奇跡を願って毎朝早起きし、夜明けの空にコウジの回復を祈願していた秋の日を思い出す。
「ワタシハソレデモナントカイキテルヨ。ミマモッテイテネ。コウジ、ヤッパリアイシテルヨ。」