最近、昔の…自分がまだ幼かった頃の事を思い出します。

わたしは小学校1年生の途中まで祖父母と両親と5人で暮らしていました。

父が家を建てて、祖父母とは別々に暮らす事に。

週末や学校の長期休みは祖父母の家で過ごしていたので、中学校に入るまでは自宅には平日しかいませんでした。

中学に入っても週末は時々祖父母の家に泊まったり、祖父母の家から学校に行く事もあったけれど、小学生の頃よりは頻度は減りました。

今はもう祖父母も父もこの世に居ません。

あの5人で暮らしていた頃。

あの頃に戻れるのなら戻りたい。

大好きな祖母と父にまた会いたい。

近所の子供達と夕方薄暗くなるまで遊んだり、近所の駄菓子屋さんにみんなで行ったり…

お隣の八百屋さんに回覧板を持って行くと、お駄賃代わりに毎回アイスをくれました。

アイスのケースから好きなアイスを選ばせてくれて、それが楽しみで回覧板を持って行くのはわたしの担当でした。

花火大会は庭から空に打ち上げられた大輪の花火を見て、夏祭りには子供神輿を担ぎました。

一番わたしが楽しかった頃。

祖父は少し厳しくて怖かったけれど、大きな犬がいて学校に行けないと泣いて戻ったら、一緒に途中まで送ってくれた。

絶対にそんな事しない人なのに、手を繋いで犬が追いかけて来ない所まで歩いてくれました。


もう今は5人で住んでいた家はありません。

別の人が新たに家を建てて住んでいるので、あの頃の面影もありません。

古い家だったけれど、わたしはあの家が大好きでした。

もう一度あの家で家族5人で暮らしたい。

色々な思い出が蘇って、涙が止まらなくなります。