今日は震災の日。に、思うこと。
1月17日は、阪神淡路大震災の起こった日です。今から14年前のこの日、一瞬にして、兵庫県神戸市を中心に6000人を超える方々が亡くなりました。
当時、私は大学を卒業し、研究者として四国のある国立大学で働いていました。丁度、震災が起きるわずか数分前に目が覚めたと思ったら、北のほうから「ガシャーン」という音がした直後、今まで経験したことのない揺れに襲われました。すぐにテレビをつけると、NHKでは、東海地方で地震がありました、という文字だけが出ていましたが、大阪のローカル番組では真っ暗になった画面にアナウンサーの悲鳴だけが聞こえていたのが一番印象に残っています。
2歳年上の兄は神戸に住んでいました。出勤時間になってもまだ神戸の情報はほとんど入ってなかったので、少し気にはなっていましたが、昼前に上司から呼び出されて、「神戸がすごい被害がでてるみたいやけど、君んとこのお兄ちゃんいけるんか?」と言われて初めて、神戸が大変な被害を受けているということを知りました。
私の兄は外科医で、その日は兵庫県明石市で当直だったそうです。幸い無事でしたが、となりの仮眠室の本棚が何重にも折り重なるように倒れていたそうです。その後、次から次へと怪我をした方が来て、わずか数時間の間に200人の急患の方を照明のつかない診察室で診ていたそうです。
今でも、神戸で震災にあった方とお話することがありますが、みなさん本当に人生が変わったという方が多いのに驚きます。自分は生き残った、これは神様がいるとしたら、何かをするために生かされたんだと、ほんとに多くの方がこのように全く同じ表現をされるんです。
神戸は、関西で昔はガラの悪い代表都市みたいに言われた頃もありました。タクシーの運ちゃんはまったく返事しない、銃撃事件は起きる、と。でも、今はほんとにみなさんが譲り合い、優しい、ボランティア精神に富んだ町となりました。震災で残った人々は震災で学習し、今のやさしい町、神戸へとなっていったんですね。
今も全国の学校では、阪神淡路大震災と同じ地震が起こったときに校舎が倒壊してしまう危険があるものが、たくさんあるそうです。いつも思うのですが、政治をしてる人たちは学習能力がないのかなと思ってしまいます。あれこれあって大変でしょうけど、子供から高齢者まで、国民全員が安心して暮らせる最低限のことはしていただきたいと思います。