これは私が婚活を始めた頃にあったお話。



合コン的な飲み会によく参加していた20代半ばの頃に知り合ったゆうりさん(仮)。

彼女は新宿の某老舗デパートのアパレルのお仕事をしている人でした。


彼女には10歳年上の彼氏がおり、大人で優しい人だという話は聞いていました。

何年か付き合っていて結婚も考えていると。



そんなある日、ゆうりさんから衝撃のLINEがきました。


「彼氏が既婚者だったから昨日別れた。

でも今日落ち込んで仕事が手につかない」


どちらかと言うと私は、昔から

「友達を悲しませる奴は許さん!落ち込んだ友達か元気になるまで愚痴や話に付き合うよ!」的な人。


だからその日も、当日で急だけど話を聞いてあげることに。

仕事も急いで切り上げ、夜遅くまでゆうりさんの気が済むまで居酒屋で話を聞いていました。



どれだけ大人な彼氏に合わせてきたか、どれだけ好きだったか。

彼のインスタで怪しい投稿があり、フォロワーを見たら奥さんらしき人がいて同じような写真があった。

問い詰めたら、彼は既婚者だった。



ゆうりさんは包み隠さず話し続けました。

私はずっと彼女の話を聞きつつ、彼女を肯定し続けました。



私は心理学科卒業で(国家資格では無いけれど)カウンセラーの資格があるのと、昔から話を聞いて相手の気持ちを元気に導く事が得意なので

お店を出た頃にはゆうりさんの顔には笑顔が戻っていました。


長く付き合っていた相手だしすぐには忘れられないと思うけど、ゆうりさんの心に少しでも元気が戻ったのならひと安心。



その時の私はピュアにそう思っていました。



ちょっと長くなりそうなので、続きはまた次回に




★mirai★