奮い立たせたとはいえ、
まだ
たくさんの人とお見合いやデートを
ガンガンこなしていく元気はありませんでした
ちょうど
1回目の緊急事態宣言下という時期も時期だったので
お見合いは、ほとんどオンライン。
仮交際人数も、2人と少なかったので
一日おきに電話をしたり
Zoomをつないで疑似おうちデートを楽しみました。
そして、
最初の日程から約1ヶ月後
再調整してもらった
お見合いの日を迎えました。
お見合い成立時に指定されたホテルラウンジは
新型コロナウィルス感染に伴い営業自粛。
すぐに別のホテルラウンジを指定されましたが
そちらも緊急事態宣言に伴い休業。
再調整後に指定されたお店は
緊急事態宣言の延長に伴い、土日は休業。
お見合いの前日に、急遽、会場変更。
と、かなり先方の相談所をバタバタさせてしまいました。
日々テレビニュースで目にしていたものの
東京へ行くのは2ヶ月ぶりで、
どんな風になっているのか
少しわくわくしました。
電車が1時間に1本しかない田舎から
揺られること3時間。
開始時間に合わせると、
必然的に1時間前に到着する電車しか選択がない、
という田舎の性…😅。
緊急事態宣言中の新宿は、
ゴーストタウンと化していました。
ポスターが何も貼られていない映画館。
休業と張り紙が貼られた店のシャッター。
無機質な高層ビルが立ち並ぶ中
人は、容易に数えられる人数しからおらず
薄気味悪さ、を感じました。
早々にお見合い場所を確認し、
群馬より安く入手できる
休足美麗を買いに
ドラッグストアへ入りました。
のんびり買い物をする雰囲気ではなかったので
そそくさと店をあとにしました。
これまで
ホテルラウンジでのお見合いが主だったので
化粧室で支度を整えていると
自然と時間を潰せるのですが
営業しているお店は
先ほどのドラッグストアくらいで
時間を潰せそうなところは見当たりません
私は仕方なく、
新宿の街を意味もなく歩くことにしました。
こんなときに
若い女が一人でいるのが
よっぽど珍しかったのか、
それとも、
当日の顔のコンディションが良かったのか
3組から声を掛けられました
そのうち、1組はホームレスらしき方々でした。
怖い、怖すぎる…。
約束の11時まで、まだあと20分あります。
心細さを感じながら
店の周りを大きく回ることにしました。
早く着いてしまった私が悪いけど
頼むから、早く来て……😭
街の不気味さと、心細さから
自然とそんな気持ちになりました。
2周目を終え、店の前に戻ってきたとき、
スマホを弄っている男性を見つけました。
つづく