指輪を購入した日

私が、居住地のこと、仕事のことをきちんと話したい

と言ったこともあって

彼は、真剣に2人で住む場所を考え始めてくれました

 

 

 

もし今の仕事を続けてもいいなら

中間地点に住みたい

例えば、○○とか△△とか

と私の希望を述べました

中小企業なので都内に支社はありません

それでも時間はすごく掛かるし

そもそも彼がそこまで譲歩するとは思っていませんでした

上野とか言っちゃうくらいだし

転職した方がいいというのはわかっていたので

久しぶりに転職サイトを覗き、求人を検索しました

 

 

 

 

 

 

 

 

翌週、彼は神妙な面持ちで

 

職場の遠方から通っている人の話も聞いたんだけど

片道2時間かけての通勤はしんどいし

家のことが何もできなくなるらしい

 

 

 

 

 

うん、それは当たり前だよねもぐもぐ

わかっているよもぐもぐ

男性ならともかく女性で片道2時間掛けて会社に通う人はあまりいないと思う

 

 

 

 

 

仕事を辞めて、都内に来てほしい

と言いました

 

 

 

 

うん

てか、最初からそのつもりだよ

通えないのはわかっているし

往復4時間以上かけて通うほど

いいお給料もらっていないもの

 

 


彼はびっくりしていました

え、いいの?

 

 


うん、いいよ

転職活動も頑張らないとね

でも、正社員は厳しいかな、

特別な資格や実績があるわけでもないし

 

 

 

彼は安堵したのか、私の言葉を最後まで聞いていませんでした

 

 


上司の人には早めに辞めること言っておいてね




うん

私、社宅に住んでいるから

仕事を辞めたら、家もなくなるんだよね……

社宅住んでいるのは言ってあるけど、そういうことわかってるのかな?

こんなに何も決まっていない状態で退職話を切り出して良いものだろうか







住む場所は

彼の職場まて電車で1時間程度

の場所で探すことになりました






 

そしてその日は

少しでも結婚に向けたテンションを上げようと

結婚式の参考にしようと

某旅行会社へ相談しに行きました

 


 

家族だけを呼べればそれでいいと思っていた一方で

私の友人やアメブロでお世話になっているピッコさんがリゾート婚をしていたので

リゾート婚に憧れを抱いていました

リゾートで家族婚なら意外と金額を抑えられますし


 

窓口の方のお話や

パンフレットを眺めると夢が膨らむ一方

彼への気持ちは全く膨らんでいませんでした






 

つづく