彼女とはあっけなく別れてくれた夫。
今まで一度もなかったのに「時間が同じくらいになったから」と会社まで迎えに来てくれて一緒にご飯食べて帰るなんて憧れてたシチュエーションも。

苦しい思いはしたけれど、早く気付いてよかった。
心からそう思った。

家に帰って…。
信じてないわけじゃない。
だけど証拠が欲しかった。
別れたと証明する何かが欲しかった。

もう一度LINEを見てしまった。

一番上のやり取りは彼女だった。

私たち別れたことになってるから、これからはもっと気をつけなきゃね。
今までちょっと調子に乗りすぎてたかも。これからは慎重にしよう。

LINEから、私に渡してくれた泊まり勤務の勤務表は偽造したもので、本当の休みの日に彼女の家に泊まりに行くつもりだとわかった。
しかもその日は私が下の子の世話ができないからどうしても休んで欲しいと頼んでいた娘の第一志望校の中学受験の日だった。

そして、わたしの会社に迎えに来てくれたのは会社帰りではなく、彼女の家からの帰りだった。

震える手で一生懸命写真を撮った。
友達からのアドバイス。
LINEの画面はとりあえず撮影しておくこと。

私とのLINEのやり取りはいつも事務連絡みたいな内容だけ。
仲良しなやり取りしたかった。
だけどそういうやり取りが苦手な人なんだと思ってた。
彼女とのやり取りは長く、何度も送ってて、事務連絡なんかじゃない。スタンプもたくさん。
私がこうして欲しいなーと思うすべてがそこにつまっていた。

涙がポロポロ出てきたけど一生懸命写真を撮った。
そしてお風呂から出てきた夫に聞いた。
「どういうこと?」
倒れそうだった。