嫌々習わされていたピアノをやっと辞めた後は、聞く側を堪能したり、違う楽器をやったり。
辞めてから22年後、まさかピアノを再開した。
楽しくはないが、それなりに充実して練習していたら、5年後に手の調子が悪くなった。
説明が面倒なので「調子が悪い」「ケガ」と言うが、ちょっと休んで治ることもなく、もう弾けないかと思ったぐらい。
しかし、休養が必要な時こそ、意地になって練習を続けていた気がする。
普通は治るものだけど、中年のケガは元通りにならない事も多いし、体質と言われると全快はない。
でも、まぁなんとか弾き続けている。
その頃は、「どうしても弾きたい」と思っていた。
どうしても弾いてみたい曲を弾くまではやめないと思ったけど、その後は「弾き続けたい」と思った。
たとえ好きでない曲でも、楽器を演奏することを続けていきたいと思った。
でも、好きではない曲・苦手な曲を弾くのは楽しくなさすぎた。
結局は、自分の路線を変えて大人しいメインで、時々激しい曲をやることになった。
全然大人しい曲をマスターできていないが、研究するのはおもしろいと思ってはいる。
何もなければ、こんな曲を弾くことはなかったなと思うことは多いけど、まぁ芸風は広がったかなと。
後、ケガを経験して得た事は、「弾く事のありがたみ」かもしれない。
気付けば、ケガ前5年<ケガ後7年目で、ケガ後の方が長くなった。
それなりに練習してたつもりだったけど、ちょっと惰性が入ってきてる気もしてきている。
ピアノが好きでしょうがない事もないし、他に楽しい事は一杯ある。
音楽が好きなのはかわりないけど、家族の病気・介護等が起きれば、いつでもやめてもいいと思っている。
2020年のコロナ渦のGWでは、気になっていた曲の編曲を試してみた(まだ清書していない)。
2021年のGWは、一応気になってた曲を譜読みしてみたが、結局は練習をあまりしなかった。
…ピアノの練習は、毎日のスケジューリングに入れて、それなりには練習するけど、練習しなくても生活できる。
…食事・歯磨き・トイレは外せないけど、楽器の練習はしなくても全く困らない。
2021年のGW近辺は長編小説を読んだり海外ドラマを見たりして、結局1週間ほどピアノを触らなかった。
結論、ピアノを弾かなくても、全然生きていける。
1週間ぶりに弾くと、多少指はなまってるけど、それなりに準備運動してると、ある程度はいつでも弾ける。
正直、こんなものかなとは思った。
弾けないと死んじゃうとか、ピアノが大好きすぎて何より楽しい…ということもない。
「ピアノ大好き」と言って楽しそうに弾いてる方のようにはなれない、別に人と一緒でなくてもいいのだけど。
でも、久しぶりに練習していると、まぁあれこれやりたい事はある。
今は、まだ弾き続ける予定だが、今後どうなるかはわからない。
また考えが変わるかもしれないし、状況的に弾けなくなることもあるかもしれない。
ある程度思い込みが激しい方が良い気もするが、流されてもいいかなと思ったりもしている。
変わらないのは、弾いてみたい曲優先ということ。
もう、激しい曲や右手小指に負担のかかる曲は、あまり弾けない。
わかっていて続けているから、その点は妥協を受け入れている……つもり。
今となっては、7年前の一番ひどい時の痛みの記憶はないけれど、完全に忘れることもない。
なぜなら、ちょっとガンガン弾いたら、ちょっと根詰めて練習したら、痛みは少し出るので。
でも、予想外ではないので、コントロールできていると思っている。
とりあえず今は、めざせ2023年。
2023年はラフマニノフの生誕150周年なので大事にしたいと、今は思っている。