私の好きな小説家の1人、

浅田次郎さんの小説の中で

 

 

こんな言葉が出てくるんですクローバー

 

 

 

それは・・・

 

 

孤児で

職人をしている青年が

 

付き合っている女性と

結婚しようと思っていたとき。

 

 

 

自分から挨拶に行く前に

 

 

その青年の親方の親友でもあった(偶然)

女性の父親と

急に会うことになった場面で

 

(親方が勝手に連れてきてしまって

 青年は焦っている)

 

 

国立大学出のエリート

(その青年による言葉。

 でも実はその男性も孤児院で育っている)

の父親に

 

 

びびってしまって

逃げ出したくなっている青年と

 

 

その父親が

座って缶コーヒーを飲みながら

会話をしたとき。

 

 

 

この場所から見る景色が好き霧

 

 

 

 

そんな父親に

結婚を認めてもらえるわけないと

思っている青年が

 

(もともとはグレていたけど

 親方に拾われて以来

 仕事はすごく頑張っている)

 

 

「俺、何もねえんだけど」

 

 

と言ったとき・・・

 

 

女性の父親が

こんなふうに答えるんです。

 

 

 

「当たり前だ。 

 

 生まれてくるとき、何か持っていたか」

 

 

 

「けど、途中でいろいろ手に入れる」

 

 

 

「死ぬときは何も持っていけない」

 

 

 

 

小説のほぼ冒頭付近で

この言葉を見たとき

 

思わず涙が出たのですが

 

 

このとき

私が思い出したのが

 

 

 

去年聴講した

マスタークラスの講師の先生が

 

大きな

世界的ピアノコンクールが終わったあとに

 

 

音楽雑誌の中の記事で

語られていたことでした。

 

 

 

大好きなバイオレット色宝石ブルー

 

 

 

その先生は

日本人のたくさんの

素晴らしいピアニストを育ててこられて

 

 

私の好きな若手ピアニストの方々を

育てられていた先生でもあり

 

 

とても興味深く

そのインタビュー記事を

読んでいたのですが・・・

 

 

 

言葉1つ1つが

心に深く入ってくるような内容で

 

 

たとえば

同じことを語っていても

 

「誰が発するか」で

自分の奥深くに入ってくるかどうかは

すごく変わってくると思いますが

 

 

 

その先生の言葉からは

 

紙面上からも

人間性が浮き上がってくるような

 

 

その先生の人生経験の中から

出てきている言葉を

 

すべて

凝縮して聞かせてもらっているような

気持ちになって

 

 

この先生に

習うことのできる生徒さんたちは

本当に本当に幸せだなあと

思いながら記事を読んでいました。

 

 

(昨年、マスタークラスでその先生の

 レッスンを聴講することができて

 本当に本当に嬉しかったキラキラ

 

 マスタークラスの教授陣の中にその先生の名前を

 見つけたときは喜びいさんで申し込み(笑)

 他にも海外からのピアニストの先生方の

 クラスも聴講できたけど

 

 一番楽しみにしてたのが、その先生のレッスンで

 しかも曲目も大好きな曲ばかりで

 ものすごく楽しみで仕方なかったリボン

 

 レッスンの中の先生の言葉の1つ1つが

 全部心の中に残ってる。

 

 そしてすごく可愛らしいおちゃめな面もあったり、

 先生の子供の頃の話なんかも

 レッスン中にはさんで聞かせてくださったりして

 本当に幸せな時間だったな~

 

 その先生が話すと言葉からのイメージ、

 場面がすぐ目の前に浮かんでくる。

 そして言葉1つで、その場の空気が変わる)

 

 

 

 

 

 

そして

インタビュー記事なのに

 

 

まるで

目の前にいるその先生が

その言葉を発してくれているような感覚になり

 

 

初めて読んだとき

思わずはっとしたのが

 

記事の終わり数行に出てきた

こんな言葉。

 

 

 

「経験した時間をいとおしく思ってください。

 

 

 あなたの前にある

 素晴らしい贈り物を受け取ってくださいと

 お伝えしたいです」

 

 

 

この部分を読んだとき

 

自分もそう言われているような感覚になり

が出ました。

 

(そしてそのあと何回読んでも 

 やっぱりこの部分で涙が出てしまう)

 

 

 

このインタビュー内容は

 

その世界コンクールに挑戦した

コンテスタントたちや

 

 

若いピアニストたちにむけて発せられた

言葉でしたが・・・

 

 

すべての人にむけて

言われたような言葉に感じました。

 

 

 

 

冒頭で書いた

小説の中の言葉

「死ぬときは何ももっていけない」けれど

 

 

経験したたくさんの思い出だけは

きっと持っていけると思ったんです。

 

 

 

 

 

 

 

私も

 

今まで経験したことすべてや、

 

 

今いちばん幸せを感じられて

一生やりたいと思っている

 

アンサンブルの演奏、

(今、このために生きているといっても

 過言ではない。笑)

 

リハーサルやステージでの演奏の

時間がとてもいとおしく

 

 

宝物のような時間です。

 

 

 

生きているうちに

 

 

あとどれくらい

自分の大好きな作曲家の大好きな曲を

自分の手で演奏できるのか

わからないけど・・・

 

(演奏したい曲がありすぎて

 死ぬまでに間に合うのか!?と 

 思ってしまう。

 

 だから何でもすぐ弾ける人が本当うらやましい。笑

 音楽の神様にその力を授けてほしい。笑)

 

 

大好きな弦楽器との演奏を

いっぱい経験したいと

心から思ってしまいます。

 

(本当に幸せで

 これからアンサンブルの合わせだ・・・と

 思うと 外出中、外にいるときでも 

 顔がにやけてしまう。笑)

 

 

 

幸せで仕方なかったステージでの本番虹

緊張もしたけど、幸せすぎてもう1回体験したいブーケ2

でももう二度と戻ってこない時間

 

 

 

 

上に書いた先生の言葉を見たあと

 

 

別の本

(記憶が曖昧だけど

 吉本ばななさんの対談本だった気がする☆

 違うかも。色々探したけど見つからなかった)

 

でこんな言葉に出会いました。

 

 

「魂はこの世に出てから一瞬」

 

 

 

確か

魂という視点からみたら

 

この地球で過ごす1人の人間としての一生は

本当に瞬きするみたいに一瞬だから、

 

という風に

書かれていた記憶があるのですが・・・

 

 

 

そんな一瞬に過ぎない時間の中で

 

 

あとどれくらい

 

 

自分が経験したいことを

味わうことができるかな星

 

 

あなたは

何を経験したいですか?クローバー

 

 

 

 

 

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今日も明日もあなたにとって

喜びと幸せ溢れる時になりますように

 

Sayaka