ゴールデンウィーク中に
コンサートを聴きに行ってきました
大きなクラシック音楽祭
で
いくつかの会場で
１日中たくさん
演目があるなかで
吟味したのですが・・・・
これがいい！
と
選んだのは
「モーツァルトとプラハ」
曲目は・・・
ピアノ協奏曲第２５番
ハ長調 Ｋ．503
と
クラリネット協奏曲
イ長調 Ｋ.622
家の近くのマンションの
エントランスに咲いている
可愛いバラ
モーツァルトのピアノコンチェルトは
大好きな曲がたくさんあるのですが、
ホールで聴くのは
これがはじめて
ものすごく
楽しみにしていました
最初の曲目
ピアノコンチェルトの方は・・・・
独奏者は
フランス人の女性ピアニストの方で
指揮はエストニア出身の
指揮者の方でした。
ピアノ協奏曲第２５番
ハ長調 Ｋ．503
交響曲第３８番「プラハ」を
書き上げたのとほぼ同時に
完成した作品です
プラハは晩年のモーツァルトを
熱狂的に迎えた街でした
弾き振りかっこいい
このコンチェルトの出だしの
ところと
第２楽章の17：23からの
ほかの作曲家の曲も彷彿と
させる部分と
第３楽章の独奏ピアノが
登場するところ大好き
コンサートホールに
響きわたる
モーツァルトのコンチェルトは
想像通り素晴らしくて・・・
あまりに幸せで
ぼーっとなってしまいました
ホールは席数２０００人規模の
とても広いところで
ステージ横の
上手・下手の脇の壁に
ステージ上の
ソリストや指揮者・オケ奏者の
演奏の様子
を
大画面で
うつしてくれていたのですが・・・
この日、
私が釘付けになってしまったのが
指揮者の方の指揮
指揮のやり方は、
その人によって
異なってきて
前にオケ指揮者の方の
著書を読んだときにも
そんなふうに書かれたあった
記憶があるのですが、
その日の指揮者の方の
指揮は・・・・
もう体全体が
音楽そのものをあらわしていて
指揮をしている姿自体が
ものすごく美しい
こんな品のある
美しい指揮
今まで見たことない
その指揮者の方の立ち姿、
たたずまい自体が
凛としていて
そのままダンサーとして
踊ってもきっと美しいだろうなあと
想像できる立ち姿で・・・・
ホールに響きわたる
音もものすごく品のある
モーツァルトで・・・
もう、うっとり
その指揮者の方のプロフィールを
かえってから詳しく見てみると・・・
エストニアのオペラ座で
オペラやバレエの演目の指揮を
ずっとされていた方
どおりで
指揮のときの動き自体が
こんなに踊るように
なめらかで優雅だったんだ
またこの指揮者の方の演奏を
聴いてみたい
ピアニストの方の演奏も
本当に素晴らしく、
あとで年齢が７１歳だと
知ったのも驚きでした。
ピアノコンチェルトのあとは
クラリネット協奏曲
だったのですが・・・・
クラリネット協奏曲イ長調 Ｋ.622
ウィーン宮廷楽団のクラリネット奏者
アントン・シュタドラーのために
作曲されました
特に第２楽章が
素晴らしく
15：06からのフレーズのとき・・・・
このとき
指揮者の方は
指揮棒を持っておらず
（そのあと、また第２楽章の
終わりでは持って
振っていましたが）
広いホール中の空気が
変わるような
美しくおだやかな音で
空間をうめつくしていました。
美しくて幸せで
涙が出ちゃう。
私は木管楽器のなかでは
オーボエの音が
一番好きなのですが・・・・
クラリネットも本当にいい音だなあと
この日感じました
演奏が終わって
拍手にこたえ
指揮者の方たちが
袖へ戻ってしまうときは・・・・
「あ～～っ
まだ戻らないでくださいぃ
」
と心のなかで叫ぶ（笑）
私が死ぬときに
流してほしい、聴きたい曲候補
というのがたくさんあるのですが・・・・
もう素晴らしい曲ばっかりで
迷ってしまう（笑）
あなたが旅立つとき
聴きたい音、見たい景色、
思い出したい記憶は
何ですか
今日も明日もあなたにとって
喜びと幸せ溢れる時になりますように
Sayaka
