今日は美容院へ行く日だ



いつものようにのんびりしていると、うっかり予約時間に遅れてしまうのでテキパキ動く



朝食の後片付けをしながら、ふと思い出したのは息子の葬儀の前日のこと



何でも歯に絹着せぬ物言いの義姉が一言、「リンちゃん、明日の葬儀にはお化粧くらいしていった方がいいよ」



「わぁ…そんなに酷い顔してますか?」と返すと、頷く義姉



ズキンとは来たけれど、考えてみれば息子にとっても、身なり良く、それなりにお顔も整えた母に送ってもらいたいだろうと思った



鏡に映る私は髪の毛は長くなり白髪が目立ち、ボサボサ。顔は表情がなく、肌もくすんでいる



数日前に美容院の予約を取ろうとしたの…でも担当の方は空いてなく諦めてしまったのよね



思い切ってまた電話してみることにした



明日は息子の葬儀があること、担当の方でなくてもいいこと、何とか身なりを整えたいことを告げた



すると担当の美容師Mさんへ電話が繋がり、「私が時間を作ります!」と言ってくれた



Mさんはどうやって予約の方を調整して下さったのだろう、ほとんど全ての手技をMさんご自身でこなし、時々見習いスタッフの方が入り、ヘアマニキュアとカットを終えた



最後に突然のお願いを聞いて頂いたお礼を伝えると、「素敵なお母さんで見送ってあげて下さい」と笑顔で返してくれた



美容師さんと言う職業は華やかな門出だけでなく、こんな日も大切に思って頂いているのだなあと胸が熱くなった



Mさんが美容師さんの心意気で時間を作って下さった思い出が浮かび、ブログに思い出を残したくて書くことにした






今は息子はいなく、一人だから…



美容院の中では息子の緊急連絡が来ることもないし、少しくらい時間が長引いても大丈夫、やっぱり寂しいけどね



それでも美容院にいる時間はMさんに手をかけて頂いて、のんびりと過ごせるひとときで好きなの



行ってきまーす!