夜中に母の部屋からパンパンパンと音がする。どうしたのかと覗くと、ベッドの上で腰辺りを叩いている



「どうしたの?痛むの?」と聞くと無反応。もう一度、声掛けすると驚いた様子。どうも無意識で腰を叩いていたようだ



昨年末に転倒し圧迫骨折したせいで今でも神経痛がある母。私も坐骨神経痛があるので、その辛さはよく分かる。楽になればとマッサージをする



普段、私が鍼灸整骨院でやってもらっているのを真似してマッサージしてみると、いつも先生がおっしゃっている筋肉の凝りや皮膚と筋肉の癒着らしき部分を感じる



母の身体を揉みながら息子を想う。ああ…もっともっと揉んであげたかった、もうあの子の身体には触れないのだと思うとやはりツラい



30分くらい揉んだかしら…母は「だいぶん楽になったよ」と、私の腕もさすりながら「あなたが疲れたでしょう、あなたの手を揉ませて」と言った



笑いながら「大丈夫、だいじょうぶ!」と答え、私は布団に入いる



その後に久しぶりに息子の夢を見た



一つ目はヘルパーさんと一緒に通院前の慌ただしいひとコマ



二つ目は検査のために痛みのある処置が必要で息子が体を動かさないように抑えている場面で、横向きに寝かされている息子の顔を見ると涙がポロリと落ちている。私は(ごめんね…これをやらないとダメなんだよ)と思っている



何で夢の中で、夢と気付かなかったのだろうと凄い後悔の念!



特に二つ目はキツかった…

夢だと分かったら痛いことなんてさせないで、その場から息子を連れ出したかった。そして抱きしめたかった!



目覚めてから苦しくて苦しくて生きているのが嫌になってしまう



何故、神さまは私だけ遺したのだろう、こんな事を何度繰り返していくのだろう…







もうそれ以降は眠ることはできず、遮光カーテンを開けると空は白んでいた






窓を開けて庭を眺めていると、白い花に気付く。昨日まではなかった。昼間、その可愛らしい花の写真を撮った。多分、タマスダレよね





その頃には何とか平常心を取り戻す



父から「夜中に1時間近く、ママの体を揉んでくれたんだって?」と言われ、私は「そんなに揉んでないよ、30分ぐらいね」と笑う