先日、義姉が電車の中でさほど若くなさそうな女性から席を譲られたと憤慨していた
確かに義姉はとてもお洒落で色もののバッグに飼猫と似た可愛いヌイグルミを付けていたり、「それ何処で見付けたんですか?」と思わず聞いてしまう拘りのアクセサリーなどで装い、私より遥かに若々しく感じられる
ただグレーヘアーの割合に白色が多くなってきて、パッとした見た目が年齢を感じさせてしまうのだろうと義姉は推察している
気の強さでは天下一品な義姉らしく、席を譲られても睨みつけて何も語らず威圧するらしい
その話を聞くと、私は結婚当初に義姉が怖くて、テレビ水戸黄門のシーンでよくある悪代官様にすり寄る越後屋のようにヘーコラしていたなと苦笑いする
現在は「頼れるのはリンちゃんだけ、お互い寂しいもの同士手を取り合って生きていこうね」と言われる
『手を取り合う』のはいいが、『寂しいもの同士』と言う言葉にはピンと来ない
私は『寂しいもの』とは思いたくないなあ、寂しさはあるけれど、『寂しいもの』と自分自身にレッテルを貼りたくないのだ
ただ私にはまだ帰る実家があり、妹弟家族との繫がりもある、それが全く無くなってしまった義姉の立場を想うと、私もいずれ行く道なのだろうと思うようにしている
気の強い義姉の口から「リンちゃんが頼りなのよ」と出る未来が来るなんて想像もしなかった
主人の姉であり、息子の伯母であるから二人のためにも大切にしていこうなんて思う私は天の邪鬼よね
もしかしたら私は義姉などよりもっと寂しがり屋だから、誰かに頼るなんて口に出す勇気すらないのだろう
そんな推察をしながら朝の日光浴をしていてると秋の風を感じながらも、まだまだ額からは汗がしたたり落ちてくる