帰省中のこと



ひとり散歩。家を出て左方向に行くと川がある。大きな川ではなく、川幅2メートル位で両側の土手から川幅に覆いかぶさるように雑草が生い茂っている部分もある。昔と変らない風景にホッとする



それは子ども心に何かいるかもしれないと言う恐ろしさはあったけれど、決して嫌いな場所ではなかった



いまだに恐ろしさはある。それ以上にワクワクする思いが強い






この写真の先に架かる小さな橋をめがけ歩く。その橋は時々見る夢の中では特別な場所だ


何故かと言うと幼少期、一人ではその橋より先にあまり足を踏み入れた事がなく


夢では必ず『その先』に私はいて、道に迷っている。しかも捕まってはいけないと言う不安を抱えている


早く馴染みの橋を見付けて家に帰りたい一心で、何かに捕まらないように後ろを気にしながら歩いて、決して夢では橋に辿り着けないのだ


今回はその橋をじかに見たかった。見て安心したかった


ほどなくして橋の場所に到着。うんうん、あった!と安心する。古い木でできた橋は無くなっていて立派な階段のついたコンクリートの大きな橋になっていた





昔と同じ橋であって欲しかったけれど、立派になって、そこに居てくれて返って夢のトラウマが解消されたような気もする


橋の中央まで行き『その先』を見ると、右側にあった日本家屋は取り壊され、様子はガラリと変わっていて全く見慣れない風景があった





散歩はここまでにして引き返す



川や橋を見ただけでも充分なワクワク感があったので、『その先』は散歩の余白として残しておくことにする