妹に「そろそろ帰るね」と言って

身支度をする



その前にもう一度

猫に会いに行く



二階に上がると姪っ子の部屋の前の廊下に寝転がっていた



最初、猫を探しに行った時にあまりに室温が高く、妹が軽く冷房をかけたので、それを避けて蒸し暑い廊下に避難したらしい



名前を呼ぶと、

透けた絹のような声でひと声鳴く



いいこ、いいこと撫でて

その場を離れる



猫は階段を降りる私をずっと見ていた








《妹宅へ…おしまい》