妹宅へ その3妹に「そろそろ帰るね」と言って身支度をするその前にもう一度猫に会いに行く二階に上がると姪っ子の部屋の前の廊下に寝転がっていた最初、猫を探しに行った時にあまりに室温が高く、妹が軽く冷房をかけたので、それを避けて蒸し暑い廊下に避難したらしい名前を呼ぶと、透けた絹のような声でひと声鳴くいいこ、いいこと撫でてその場を離れる猫は階段を降りる私をずっと見ていた《妹宅へ…おしまい》