ひと月ほど前に
息子は旅立った
命はなくとも
そこに姿があり
冷えた体にある
不思議なあたたかさ
まだ息子がいてくれる
ありがたさがあった
それから暫くして
荼毘にふすため送り出す日
もうこの部屋で
姿を見れなくなるのが
信じられなかった
ひとつひとつの儀式に
いろいろな方たちが関わり
段階を経て
送り出していくことに感謝した
割り切れぬ想いは
拭い去ることはできないけれど
それも仕方ないことよね
そして今…
四十九日のご法要までは
まだ部屋の中にいてくれる
白い箱を
撫でながら思うの
今はこのひとときを
大切にしようって