今日、怪獣・凜におっぱいを飲みながら泣かれてしまった。
朝から掃除・洗濯と動きっぱなしで疲れていたせいもあったのだが、
午後になるとおっぱいの「出」が悪かったらしい。
顔を真っ赤にして泣きながら抗議する怪獣クン。
小さな拳でおっぱいをポカポカと叩く(注:痛くはない。むしろ可愛い)。
今でこそ笑って「ハイハイ、じゃミルクちょっとあげようか」と言えるようになったのが、
ここに行き着くまでには涙涙の苦労があったのだ。
とりあえず最初にあったのは間違った先入観である。
妊娠して出産をした女性なら「誰でも簡単に母乳が出る」と思っていたのだ。
もちろん出産と同時にダーダーと母乳が流れ出す女性もいるが、私はそうではなかったのだ。
結局、入院中にはほとんど出ず、凛の体重は300グラムも減った。
その苦労は退院後も続くことになった。
キッチリ2時間から3時間おき。
怪獣はパチっと目を覚まし、おっぱいをくれくれと泣きわめく。
だけど欲しいおっぱいは出ないから頭にくる。
「フンギャー」と泣きわめきながら、出ないおっぱいを必死に吸う。吸いまくる。
その結果どうなるかというと、おっぱいが痛くなるのだ。
もともとおっぱいなんて、これまでの人生では脇役的存在。
それが出産と同時に主役級に抜擢され、日夜問わずこきつかわれるのだ。
もともとデリケートなおっぱいは切れ、かさぶたができる。
だけど怪獣にはそんなこと関係ない。
かさぶたははがれ、また切れ、またかさぶたができる。
文字通り私は涙を流しながらおっぱいをあげ続けた。
授乳後は馬油を塗って保湿するが、そんなの焼け石に水。痛みがひくわけもない。
何度、おっぱいをやめようと思ったことだろう。
今のミルクは栄養バランスもよく、赤ちゃんにとって問題はないと聞いている。
だのになぜ、だ。
答えはダンナ様(爆)。
凜が産まれて育児が始まるや否や、「怪獣はおっぱいで育てよう」と言ったのだ。
ダンナ様の行動は早かった。
ネットサーフィンをしまくって「母乳にいい食事リスト」をプリントアウトし、実践し始めたのだ。
結局、肉食獣だったダンナ様が精進料理のような食事にも文句をいわなくなった。
恐るべし父性本能。
そんなダンナ様の姿を見ている私が「痛いからおっぱいやめるッ」と言い出せるわけもなく、
泣きながらの母乳育児は1ヶ月を超えた。
すると、いつの頃からだろうか。自然と馬油は必要なくなり、
私のおっぱいはちょっとやそっとじゃ切れたりかぶれたりすることもなくなったのだ。
今ではほぼ完全母乳で、ときどーきミルクを与える程度になった。
一人では挫折していたであろう母乳育児。
ありがとうダンナ様、である。
けど、ちょっと理不尽な気もする。
男の人にも立派なおっぱいは付いているのに、母乳が出ないのはなぜ?
あれは飾り?
おっぱいをあげながら思う。
男の人のおっぱいは謎である。
~凜のつぶやき~
「おいら、おっぱい星人。
おっぱい大好き~♪
おっぱい大好き~♪」
