認知の歪み の続きです。
DVカウンセラーの先生によると、
DV加害者は一様に認知の歪みを持っているが、
そうなるに至った経緯は一人ずつ違うとのことです。
誰でも少しくらいは認知の歪みがあるのだと思いますが、
私自身は、かつて、強い認知の歪みを持っていたと思います。
私がそうなったのは母からの影響でした。
母の認知の歪みっぷりはそれは相当なものでした。
でも、生まれた時からその影響下にあった私は、
母が正しいとしか思えなかったので、
母が言っていることは100%信じていました。
母は、どこへ行ってもいじめられて可愛そうな人だと思いました。
(PTAの集まりで、パートの勤務先で、近所付き合いで、
ひどい目にあったという話をいつも聞かされていました。)
母は、父なんかと結婚しなければもっと幸せになれたのに、
父と結婚してしまったから不幸になってしまい可哀そうだと思いました。
(父の言動がおかしいとか、父の親兄弟が常識はずれな人たちだとか
いつも聞かされていました。)
母が望んだように大学でしっかり勉強することができなかった私は
親不孝な子供だと思いました。
せっかく就職した会社をたった2年余りで退社してしまった私は
貧しい中苦労して大学に行かせてくれた母を裏切ったのだと思いました。
DVカウンセラーの先生のお話によると、
うつ病や統合失調症をはじめとする精神疾患の根底には
認知の歪みがあるのだそうです。
母は、40歳代半ばで初めてうつ病を患い、72歳で亡くなるまで、
ずっと躁うつ病を繰り返していました。
その根底に認知の歪みがあったことは間違いありません。
でも、私はそんなことには全く気が付きませんでした。
父がもっと気が利く人だったら・・・
私が大学でちゃんと勉強して安定した職についていたら・・・
そうすれば、母はひどいうつ病になんかならなかっただろう・・・
そう思っていました。
私が自分がACだと気付き、回復の努力を始め、
認知の歪みが取れてきたら、
自分が母を見る目が以前と変わっていることに気が付きました。
私は自分が今も回復の過程にあると思っています。