こんにちは。
今日は大切なことをお伝えしたいと思います。
SAPIO10月号に掲載された「メザシの土光さん」に学べという記事の内容が
現代の日本人が忘れかけていることばかりだと思いましたので、皆さんにも
再考していただけたらとブログでお知らせすることにしました。
若い方では土光さんって誰?状態かもしれませんが、
経営者として辣腕を振るい、経団連会長、第二次臨時行政調査会長まで務めた半面、
一方で質素な生活を貫き、清貧そのものの生き方をされた方です。
エピソード① いくつまで生きられるか分からんが「メザシの土光」でいこうと思っている
行革審会長時代、NHKから「行革に挑む土光敏夫」というテーマでルポしたい
といわれ、本来は公私の区別を明確にする主義なので、プライベートまで披露
するのは嫌だったが、行革推進のPRになると口説かれ、やむなくOKした。
たまたま撮影当日の献立が大好きなメザシと野菜の田舎煮、汁物、ご飯だっ
た。ところが、それが財界トップとしては質素にすぎると驚かれ、以後、「メザシ
の土光さん」と呼ばれるようになった。
エピソード② 身辺を飾りたがる者に本物はいない
人間、特に男にはよけいなアクセサリーは要らない。
「ムダ、ムリ、ムラを排除せよ」と合理化を要求している者が自分の日常を律せ
られぬようでは説得力がない。自分の身の回りも極力合理化せよということ。
一言でいえば、体力の続くかぎり、自分のことは自分で始末しなさい。
重役とか社長とかになると勘違いして身辺を飾り立てるようになる。
海外出張時のオーバーな送り迎えや同行者も増える等、無駄。
エピソード③ 思想は高く、暮らしは低く
「あなたのような暮らしをする人が増えると、世の中が不景気になるのでは?」
と言われるが、まったくもってナンセンス。生活費をケチって「タンス預金」を
しているのなら分かるが、私はそんな生き方はしていない。財産を残そうと考
えたこともないし、母親が建てたこの古屋があるだけ。
自分の暮らしは満足しているので、これ以上の贅沢は望まない。
一月の生活費はお釣りがくるくらいだが、私には学校経営という大命題があ
る。私学をやっていくのは大変。あれもしたい、これもしたいと思えば金はいく
らあっても足りない。
要は得た収入を何に使うかということ。
土光さんが語った「清貧の哲学」
◎ 冬の隙間風、夏の蒸し暑さも、それはそれでよいと思っていた。
(ずっと冷房設備がなかったそうです。でも、土光さんがご存命でしたら昨今
の夏の暑さには耐えられたでしょうか
)
◎ 人間庶民感情を失くしたらアガリだ。
(雲上人になってしまうと、本当の世の中が見えなくなってしまう)
◎ 僕は何でも自分でやる主義です。
(出張に行っても自分の下着は自分で洗うし、家にはメイドをおいたこともな
い)
◎ 豪邸に住んで派手な生活をするような人はあまり信用できない。
◎ お金は有効に使うことですよ。ネオンの街に消えてしまうのじゃもったいな
い。
◎ リーダーに要求されるのは「無私の人」であることだと思う。
◎ サラブレッドはカッコいいが、それよりも野ネズミのほうが、より強いと思う。
いざとなれば野ネズミのしぶとさを持つ者が、サバイバル戦争に勝ち残る。
(野ネズミは踏まれても蹴られても、へこたれない生命力を持っている。
人間だって、その本質に変わりはない)
◎ 若い人は1日も早く「地力」をつけよ。地力をつけるには、苦労を体験するの
が必須条件。
「幹部はエライ人ではなく、ツライ人」と、自ら率先して働いた土光さん、没後28年
だそうですが、日本人の原点ともいえる生き方をされた素晴らしい方だと思います。
資本主義に毒されて、現代の日本人がほとんど忘れかけている「清貧」という言葉の
意味をもう一度考えていただけたらと思います。
※ 言い忘れましたが、私、一度、土光さんにお会いしたことがあるんです。![]()
オーラがあって、偉ぶってなくて、とてもご立派な方でした。
