東京駅 丸の内口から5分ほどのところにある 素敵な美術館
三菱1号館美術館
大好きなナビ派の作品をじっくり鑑賞してきました。
”ずっと みていたい”作品に出会えました。
ドニが生前一度も公開することなく 自分のアトリエに飾っていた屏風画
とても 優しい気持ちになれる作品です。
ドニが一生涯愛し続けた妻マルト(この作品の頃は 婚約者でした)への
優しさやあたたかさがいっぱいの作品でした。
理論派のドニは 肖像画からも画家っぽくは見えない人で
どこかの会社員風で・・・思慮深く寛容さをもった静かな人に見えます。
彼の言った
「絵画とは~~~一定の秩序のもとに集められた色彩によって覆われた平面である」
この有名な言葉は 20世紀の抽象絵画の成立に影響を与えたようです。
ということで
理論派のドニの魅力がいっぱいの 今回の三菱1号館のナビ派展
まだみていない方 是非オススメです。(ドニ以外の作品もモチロン沢山あります。)
↓美術館に行くのって 敷居が高い・・・って思っている若い女子向けに
”かわいいシリーズ”の美術本がオススメです。
このシリーズは、とっかかりやすく 作品がより身近に感じられるように文章も
ついニコっとほほえんじゃうような~~ そんな本です。
※ナビ派は、ゴーギャンの信奉者の画家の集まり・・・というところでしょうか
ゴーギャンに指導を受けたセリュジュ(護符(タリスマン)という作品で有名)が作品を
ドニにみせたのがきっかけで 結成されたものですが、
ゴーギャンの言葉は神様の言葉のように受け止めていたので
ナビ・・神の言葉を伝える預言者ということで ナビ派となりました。
ゴーギャン語録のなかでも
「木が緑に見えたら緑に 影が青に見えたら青に塗ればいい」
「自然を忠実に模写してもしょうがない、絵は抽象なのだから・・・」
美術検定・・・今年も秋にあります。
とても興味深い検定です。
どうぞ 力試しに受験なさって下さいね。