前回の俳句ネタの続きです・・・
俳句には季語が入ります。
ですが一句に入れる季語の数は一つまでにしておくのが良いとされています。
それは一体・・・なぜでしょう?
季語が重なることを”季重なり”といいます。
主題が分裂するおそれがあって、
季節への感動のポイントが
散漫になったり、テーマが不明確になったりすることがあるからです。...
(それぞれの季語がお互いに持ち味を打ち消しあって、句を台無しにしてしまうようです。)
ですが・・・
季語が互いに生かし合うことも・・・・実はあります。
ひじょうに上級者ですよね~。そういう句が詠めるのって・・・
私が好きな小林一茶の俳句・・・
大根(だいこ)引き 大根で 道を教へけり
絵が思い浮かびますよね~~。
のどかな畑の風景とか・・・
思わず ふふっと・・・でちゃいます。
啄木鳥や 落ち葉をいそぐ 牧の木々
水原秋桜子の句です。
啄木鳥 が秋、落ち葉が冬の季語で、句全体としては秋の句らしいです。
美しい一枚の絵のような風景を想像できますね(*^_^*)
そして、忘れてはいけない有名な一句 (江戸時代前期の俳人・・山口素堂)
目には青葉 山ほととぎす 初がつお
これは・・・視覚、聴覚、味覚に訴えていて、(嗅覚にも訴えているかも)
聴いているうちに おお~~いいね~~!と体の感覚で感じ取れる一句
↓で・・・こんな本もあります。
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サクラの季節が目の前です。今から・・・風流に・・・
俳句でも始めてみませんか?
と・こ・ろ・で・・・
豆知識ですが・・・
万葉集の中で歌われているお花(4600首くらい)のベスト10では、
一位ハギ・・・二位・・・ウメ
サクラは・・・八位だそうです。ハギって意外~~
それでは、今日も楽しい一日をお過ごし下さい(*^_^*)