妊娠から流産までの気持ち | yの日記

妊娠から流産までの気持ち

6月中旬に妊娠が分かってから、
7月21日に流産の手術を受けるまでの期間
周期でいうと9週程でしたが


私は間違いなく、幸せでした。


生まれて初めての妊娠は、
自分の身に起こっている変化に戸惑いながらも
小さな命を守るという使命感に燃えていました。

生まれて来る赤ちゃんの事をいっぱい想像し、

スーパーで買い物する時も自分が食べたい物より、

お腹の赤ちゃんに良さそうな物を選ぶようになりました。

いつも早歩きだったけど、ゆっくり歩くようになりました。

街行く妊婦さんや赤ちゃんに自然と目が行くようになりました。

お腹をしょっちゅう触るようになりました。

妊娠について学び、知らなかった事を沢山知れました。

私のお腹に命を宿してくれた夫の存在に

心から感謝するようになりました。



思い返すと、数えきれない程の気持ちが溢れて来ます…。



流産が分かるまでは、流産なんて本当に他人事で
まさか自分の身に起こるなんて想像もしてませんでした。

周りの人達も皆、当たり前のように出産しているし
私自身、今まで大きな病気もせず健康に育って来たので
トラブルなんて無く、普通に出産出来るものだと
信じて疑いませんでした。


流産は、例えば高齢である、喫煙してる、
痩せ過ぎ太り過ぎ、ハードな仕事をしているなど、
その中でもほんの一部の特別な人にしか起こらない事で、
大体は母親側の原因から起こるものだと勝手に思っていました。


でも全く違っていました。


誰もが流産する可能性があり、
今まで私が知らなかった(関心が無かった)だけで
世の中には流産という悲しい経験をしている人が
本当にたくさんいます。


私の身に起こった事は決して特別な事では無かったのです。



そして流産の悲しみの深さも知りました。


妊娠中は目で追っていた妊婦さんや赤ちゃんを
今度は辛くて見れなくなったし、

食べ物や飲み物でも「あ…もう気にしなくて良かったんだ…」
と思い辛くなる。

妊娠中に出かけた場所へ行くだけでも悲しくなったし、

赤ちゃんが出来た事を一緒に喜んでくれた夫や
お互いの親にも悲しい思いをさせてしまった事など…


キリがありません…


悲しい時は、とことん悲しんで泣きました。


初めての妊娠で授かった子に教えられた事は
計り知れません。


本当に沢山の想いを残して行ってくれました。



短い間だったけど



私のお腹へ来てくれて本当にありがとう。



私はいつまでも待ってるから、また戻って来てね!!



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